研究課題
基盤研究(B)
1.ヒト臨床・生体データの蓄積及び気腫肺およびコントロール検体の収集肺組織を収集する目的で、京都大学医学研究科・医学部医の倫理委員会の承認を得て京都大学肺組織バンクを設立した。肺組織バンクは、現在、肺葉切除患者68症例が登録しており、プロトコールに則って組織を凍結保存中であり、現在も症例蓄積中である。現在、レーザーマイクロダイセクションにて、組織標本から血管内皮細胞などを単離・RNA抽出による遺伝子発現の検討などを開始、また、気道平滑筋細胞・気道上皮細胞の単離・培養をおこなっており、今後臨床データとの比較検討を行っていく予定である。臨床症例での前向き研究により、COPD患者におけるCT画像上の気道病変の評価・経年変化を検討し、Respirologyに報告した。また、COPD増悪の危険因子を同定し、Thoraxに掲載予定である。これらのことから、COPDの自然経過や増悪の関連因子に関する新しい知見をることがでた。2.マウスの肺気腫のデータ蓄積と評価肺気腫モデルとしてKlotho miceの肺の形態測定を行い、シミュレーションを行うことにより、病理組織学的なフラクタル次元の変化と肺機能変化についての知見を得、データをまとめ、Proc Natl Acad Sci U S Aに掲載された。喫煙モデルマウスにおいても、喫煙誘発炎症とその抑制機序についての報告をJPETに行った。このような動物モデルでの研究により、COPD発症・伸展へのより詳細な検討を行うことが可能になった。上記のように、臨床像と動物実験を複合的に検討することにより、病態解明と管理・治療法の開発への寄与ができたと考える。
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