研究課題/領域番号 |
16390274
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中島 秀明 東京大学, 医科学研究所, 特任助教授 (30217723)
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研究分担者 |
北村 俊雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)
森川 吉博 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (60230108)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2005年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
2004年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 骨髄ストローマ細胞 / 自己複製 / mKirre / ISF / ShIF / 骨髄間質細胞 / ストローマ / immune suppressor factor |
研究概要 |
平成17年度は16年度におけるmKirreの基本的な生理学的機能の解析に引き続き、mKirreノックアウトマウスの作成を行った。まずmKirrecDNAをプローブにしてBACライブラリーをスクリーニングし、mKirre遺伝子を含むBACクローンを単離した。BACクローンおよびマウス遺伝子データベースをもとにmKirre遺伝子座の制限酵素マップを作成、これをもとにmKirre遺伝子のプロモーター領域および第1エクソンをneomycinカセットで置換するようにターゲティングベクターをデザインし作成した。このようにして作成したターゲティングベクターをE14 ES細胞にエレクトロポレーションで導入、得られたneomycin抵抗性クローンの中から相同組み換え体をサザンブロットにより選別した。これにより、5‘側および3'側のプローブそれぞれにおいて陽性の相同組み替えクローンを1クローン得ることができた。このクローンについて、さらにネオマイシン遺伝子をプローブにしてサザンブロットを施行し、予想されるサイズのバンドがでることを確認した。このクローンをC57BL/6マウスのblatcystにインジェクションし、キメラマウスを作成中である。 また、ISFを強発現した骨髄ストローマ細胞株MS10,PA6が造血幹細胞(HSC)の支持能を増強するメカニズムを、cDNAマイクロアレイを用いて解析した。MS10の親株とISFを強発現したMS10(MS10/ISF)で遺伝子発現パターンを比較し、ISF強発現により、TIMP-3およびSFRP-1の発現が低下していることを見いだした。さらにMS10/ISFにおいてTIMP-3,SFRP-1の発現を人為的に回復させると、HSC支持能が親株と同レベルにまで低下することを確認した。以上より、ISFによるHSC支持能増強にはTIMP-3,SFRP-1の発現低下が関与していることが強く示唆された。
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