研究課題/領域番号 |
16390308
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
古賀 靖敏 久留米大学, 医学部, 教授 (00225400)
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研究分担者 |
秋田 幸大 久留米大学, 医学部, 助教 (20330821)
平田 孝治 佐賀短期大学, くらし環境学科, 准教授 (50360293)
馬嶋 秀行 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60165701)
西岡 淳子 久留米大学, 医学部, 助教 (00449919)
八ツ賀 秀一 久留米大学, 医学部, 助教 (10454919)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,110千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 810千円)
2007年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | ミトコンドリア脳筋 / 核遺伝子 / ミトコンドリア遺伝子 / 点変異 / 電子伝達系酵素欠損 / MELAS / ragged-red fibers / エネルギー不全 / ミトコンドリア脳菌 / ミトコンドリア脳筋症 |
研究概要 |
ミトコンドリアと核の遺伝子連関ネットワーク機構を解明する試みは未だ報告されていない。臨床的にミトコンドリアの過剰増生が観察されるミトコンドリアtRNAの点変異を持つ患者由来の細胞モデル(ρ^0システム)を確立した。このRRFを来しうる遺伝子異常をもつ細胞モデルとヒト由来の遺伝子発現マイクロアレイを用い、ミトコンドリアのエネルギー産生能を調節できる遺伝子を発見し、ミトコンドリアと核の遺伝子連関ネットワーク機構を解明することが本研究の目的である。遺伝子を導入しミトコンドリアの呼吸鎖活性が改善すれば、この治療法は、ミトコンドリア異常症の治療のみでなく、ひいては、痴呆症、老化の治療にも応用できる可能性がある。このような試みは世界で初めてであり、臨床にフィードバックできる有用な研究である。我々は、ミトコンドリアtRNAの点変異を持つ患者臓器および、細胞モデル(ρ^0システム)を用い、総RNAを分離し、患者群と正常者で異常に増減する遺伝子をアフィンメトリクス社製のマイクロアレイシステムで解析した。この解析により、癌抑制遺伝子として分離されたminitinが実は、電子伝達系複合体Iの核のサブユニットである事を明らかにした(J Biol Chem.2005 Mar 17 20;280(20):19977-19985)。現在、これら遺伝子群の同定および確認を行っている。また、点変異で起こるミトコンドリア脳筋症のMELASおよびLHONの患者におけるミトコンドリア脳筋症の全周解析を行い、エネルギーの機能不全状態の系統樹解析を行った。また、LHONの患者で病気の浸透率を100%に増加させる新規点変異を発見報告した(Mitochondrion 2005 5:194-199、Mitochondrion 2006 6:39-48)。カルシウム代謝調節を司る遺伝子の一つKlotho遺伝子をKOしたマウスは、ヒトの老化症状を早期に来すことがわかっており、このマウスのエネルギー産生系の網羅的解析を行った。
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