研究課題/領域番号 |
16390341
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
菅 信一 北里大学, 医学部, 助教授 (70118800)
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研究分担者 |
糸満 盛憲 北里大学, 医学部, 教授 (70104528)
岡本 牧人 北里大学, 医学部, 教授 (40129234)
小林 弘祐 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (70153632)
安達 栄治郎 北里大学, 医療系研究科, 教授 (30110430)
長谷川 建治 北里大学, 医学部, 助教授 (80050558)
梅田 徳男 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (40142319)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2005年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2004年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
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キーワード | 医療教育用立体素材 / 病態診断 / 早期発見 / 救急医療 / 手術光景 / 遠隔地医療 / 術前シミュレーション / e-Learning system / 医学教育用素材 / 立体映像 / DICOM形式 / バーチャルホスピタル / チーム医療 / バーチャルリアリティ技術 / 3D心拍動像 / ボリュームレンダリング / CTスキャナー / 共焦点レーザ顕微鏡 / 立体細胞像 / RaMol |
研究概要 |
我々は、本補助期間中に、次のようなシステム開発を行った。1.CTスキャナーやMRIを使って得られる人体のDICOMデータを積層して作成した、肺、腎臓、心臓等の立体素材を、マウスを操作して、例えば心臓内部の房室弁や乳頭筋などを、interactiveに表示するシステム、2.これを基盤として、心拍動や呼吸運動などの動態を指針とする病態診断並びに早期発見のためのシステム、及び、3.交通事故による骨盤等の複雑骨折した患者の骨折部分を迅速に立体表示する術前シミュレーション用システム、等である。また、4.病院手術室で行われている手術光景を実時間で(或いはアーカアイブ化しておき、オンデマンドで繰り返し)、立体放映システムがある教室(や視聴覚教室)で観察できるようにするために、手術用実体顕微鏡に右目・左目用カメラ2台を装着し、各カメラからの信号をside-by-side方式で1フレームにエンコードしてLANに配信し、それを遠隔教室で右目用・左目用にデコードして立体映像として放映するシステムの開発も行った。さらに、5.Protein data base(PDB)に公開されている生体高分子の立体映像を、立体可視化装置にinteractiveに表示するシステムの検証を行った。以上のシステムを一つに纏め、1.教官がinteractiveに立体素材を操作しながら複数のキャンパスに分散している学生に講義を行い、2.その講義を欠席した或いはよく理解できなかった学生が、視聴覚教室からアーカイブ化された講義風景や資料をダウンロードし、interactiveに操作しながら自習が可能な、北里大学e-Leaning system(KELS)のminiature版を完成させた。これをスケールアップすれば、チーム医療教育、農医連携、及び遠隔地医療、など本学が既に実施或いは予定している学部・病院横断的教育研究事業に活用できる本格的なKELSが完成する。以上の成果の一部を、昨年年日本未来科学館で行われたセルフェスタ(7月24-25日)や町田市立国際版画美術館で行われたデジタル・インターコネクションIII展(11月5-6日)で公開した。
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