研究課題/領域番号 |
16390360
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
角 昭一郎 京都大学, 再生医科学研究所, 助教授 (80252906)
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研究分担者 |
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
砂村 真琴 東北大学病院, 講師 (10201584)
山本 祐一郎 (山田 祐一郎) 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (60283610)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2005年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2004年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 幹細胞 / 糖尿病治療 / バイオ人工膵 / β細胞 / 膵再生 / 膵切除 / 再生医療 / 分化誘導 / バイオ人工膵臓 / 血管新生 |
研究概要 |
バイオ人工膵の研究では、膵島凍結保存法を応用して、PET(polyethyren tetraphutarate)メッシュを補強材としてpolyvinyl alcohol(PVA)による新規のマクロカプセル型デバイスを凍結法により作製し、in vitroで膵島の形態および機能を良好に維持できることを確認した。さらに、糖尿病治療実験で高血糖是正効果を確認するとともに、インスリン依存性糖尿病マウスの腎障害や生存率を改善できることを示した。また、PETメッシュ補強PVAゲルをコラーゲンで被覆し、これとbFGF(塩基性繊維芽細胞増殖因子)の徐放性製剤を組み合わせることで、皮下組織に効率よく血管新生を誘導し、デバイス内の膵島細胞生存率を向上できることを確認した。移植膵島の機能向上を目指して、重要な障害因子であるアポトーシスに注目して分離膵島の保存実験を行ったところ、アポトーシスはすでに分離直後から進行傾向がみられ、培養条件下では急速に進行するが、臓器保存液であるUniversity Wisconsin液中での冷保存ではこれが有意に抑制される事を確認した。 膵再生研究では、ラット膵切・膵管結紮モデルの長期的比較検討により、膵外分泌不全のみ(膵管結紮)に起因する膵再生促進因子の影響は一過性であり、膵切除後の残膵が再生状態を維持するためには、膵切に付随する高血糖など他の要素が必要である事を示した。 幹細胞研究では、マウス胚性幹(ES)細胞からの膵島様細胞分化誘導の過程で得られた神経様細胞をパーキンソン病モデルマウスに移植して、症状の改善を確認した。一方、体性幹細胞では、骨髄由来細胞から膵島様細胞への分化や、膵島細胞と骨髄間葉系細胞との電気的細胞融合の可能性、培養膵管上皮細胞からインスリン産生細胞への分化などを検討し、今後の研究につながる興味深い知見を得た。
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