研究課題/領域番号 |
16390394
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
米田 正始 京都大学, 医学研究科, 教授 (20303810)
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研究分担者 |
池田 義 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40281092)
中畑 龍俊 京都大学, 医学研究科, 教授 (20110744)
松原 弘明 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (10239072)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2004年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | ES細胞 / 細胞移植 / 心筋梗塞 / 心筋再生 / Flk1 / 慢性心筋梗塞 / FACS / 急性心筋梗塞 / 陳旧性心筋梗塞 |
研究概要 |
本研究ではマウスFlk1陽性ES細胞から心筋前駆細胞へ分化誘導した細胞を虚血心に移植し、心筋再生の可能性を探り、心機能改善効果を評価することを目的とした。 マウスES細胞を分化誘導し、心筋細胞・心筋前駆細胞を得る方法。 1)マウスのFlk1陽性ES細胞を分化誘導し3x10^6個という大量の心筋細胞を得る方法を確立した。 2)マウスFlk1陽性ES細胞を分化誘導し、2x106個という大量の心筋前駆細胞(FCV ; Flk1(+), CXCR4(+),VEカドヘリン(-))を約80%のpurityで得る方法を得た。 マウスES細胞由来の心筋細胞・心筋前駆細胞を用いた細胞移植の検討 1)マウスの拡張型心筋症モデルに対して、Flk1陽性ES細胞由来の心筋前駆細胞を用いた細胞移植を行い、心機能の改善を認めた。 2)マウスの急性心筋梗塞モデルに対するFlk1陽性ES細胞由来の心筋細胞を用いた細胞雛を行い、移植細胞の生着、心筋に分化すること、梗塞後の心拡大の抑制、FS増加を認めた。 3)ヌードマウス(免疫不全モデル)の慢性心筋梗塞モデルを作成して、細胞移植をみたが、細胞移植を行うことは困難であった。 4)ヌードラット(免疫不全モデル)の慢性心筋梗塞モデルを作成して、心筋梗塞作成4週間後に、1x10^6個のマウスFlk3陽性ES細胞由来の心筋前駆細胞の移植を行った。 移植後のドナー細胞の生着と分化に関する検討を行った。ラットをsacrificeして標本を作製し、GFP染色を行い、移植細胞のmassとしての生着、移植細胞の心筋への分化を確認した。 細胞移植による心機能改善効果の検討を行った。細胞移植から2週間後と4週間後に心エコー検査を行い、4週間後にカテーテル検査を行い左室の収縮能および拡張能を評価した。が、現時点では心機能改善効果を認めていない。 現在さらに検体数を増やし、心機能改善効果を検討している。
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