研究課題/領域番号 |
16390430
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池田 敏之 東京大学, 医学部附属病院, 客員教授 (80322759)
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研究分担者 |
鄭 雄一 東京大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (30345053)
川口 浩 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (40282660)
中村 耕三 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60126133)
松原 全宏 埼玉医科大学, 救命救急センター, 助手 (40361498)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 軟骨分化 / SOX9 / SOX6 / S100A1 / S100B / p63 / SNX19 / ノッチシグナル / II型コラーゲン / 転写因子 / レトロウィルスcDNAライブラリー / SOXトリオ / マイクロアレイ / S100 / ATDC5 |
研究概要 |
SOXトリオの下流分子をマイクロアレイによりスクリーニングし候補分子を解析する中で、S100A1,S100Bが軟骨組織に高発現するSOXトリオの直接の転写ターゲットであり、SOXトリオによる軟骨細胞の後期肥大分化の抑制作用を担う主分子であることを明らかにした。ヒトII型コラーゲン遺伝子のSOX9結合エンハンサーと蛍光レポーターを組み合わせた軟骨分化リアルタイムモニタリング細胞株ATDC5-S2RD5を樹立した。ATDC5-S2RD5を利用してBMP2によるII型コラーゲンの転写制御がSMAD経路よりもP38やJNKなどのMAPKシグナルを主に介していることを明らかにした。ATDC5-S2RD5とレトロウィルス発現cDNAライブラリーを組み合わせて、発現クローニングを行いSOX6およびII型コラーゲン誘導能を持つ新規軟骨分化誘導因子SNX19を同定した。SOXトリオの上流分子を直接同定するためヒトマウスエンブリオのcDNAを用いた5'RACE法によりSOX6のエンブリオニックプロモーター及びプロモーター内最小エンハンサー配列CES6を同定した。CES6をベイトにしたサウスウェスタンスクリーニングにてSOX9、SOX6、II型コラーゲンなど軟骨分化のキー遺伝子の転写制御配列に直接結合して作用する軟骨分化のマスター転写因子がP63であることを同定した。SOX6の上流分子、SOX9の転写共役因子である核内分子としてGNL3を同定した。SOX9と協調してII型コラーゲン遺伝子の転写を活性化する転写因子としてRUNX1-3までのRUNX family遺伝子とGATA5を同定した。
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