研究課題/領域番号 |
16390470
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
菅原 照夫 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教 (40250451)
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研究分担者 |
星 信彦 神戸大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10209223)
水上 尚典 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40102256)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,960千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 960千円)
2007年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | StAR蛋白質結合蛋白質 / StAR / コレステロール / ステロイドホルモン / 先天性副腎過形成 / 卵巣 / アポトーシス / 卵巣顆粒膜細胞 |
研究概要 |
ステロイドホルモン合成を調節するSteroidogenic acute regulatory protein (StAR)蛋白質と結合するStAR蛋白質結合蛋白質(SBP)のステロイドホルモン産生における役割を解明した。 1. SBPのプロモーター解析 SBP遺伝子の転写開始点が複数存在することは以前から知られていた。エクソン1では大まかには2種類ある。エクソン1aと1bである。それぞれのプロモーター領域をレポーター遺伝子pGL_4に組み込み、転写活性を測定した。副腎癌細胞H295R細胞では1aのプロモーター活性は1bに比べて100倍以上に高いことが判明した。また、コレステロール硫酸を培養細胞に2μg/ml加えると、転写活性は増加することが判明した。SBP遺伝子とコレステロール硫酸がリガンドであるRORαがSBPの発現に関与することが明らかになった。 2. コレステロール硫酸とSBPの解析 StAR蛋白質のC端側と相同性の高いドメインはコレステロールをはじめ脂質が結合する領域であるため、StAR関連脂質転送(START)ドメインと命名された。SBPはSTARTドメインに結合する。SBP蛋白質、StAR蛋白質およびコレステロール硫酸の関連をステロイドホルモンの産生の観点から解析し、コレステロール硫酸のステロイドホルモンの産生に与える影響について明らかにした。 3. 無精子症とSBP遺伝子の関連 非閉塞性無精子症および乏精子症の患者のSBP遺伝子変異をRT-PCRとダイレクトシークエンス法により解析した。SBP蛋白質構造の変化が無精子症との関連に相関することを明らかにした。
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