研究課題/領域番号 |
16390472
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉川 裕之 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (40158415)
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研究分担者 |
松本 光司 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (30302714)
八杉 利治 東京大学, 医学部, 講師 (20251267)
角田 肇 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (60197754)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2006年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2005年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2004年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | HPV / ワクチン / 子宮頸癌 / CIN / L2 epitope / メタアナリシス / HPV IgG / 中和抗体 / 液性免疫 / L1-capsids / 細胞性免疫 / コホート / IgG抗体 / CIN消失 / 免疫 / PTEN / 腺癌 |
研究概要 |
1.L2エピトープの中でcross-neutralization epitopeを検索するため、HPV16L1L2VLPに結合する10個の合成L2ペプチド(14-20アミノ酸)に対する抗血清を作製した。Anti-P18/38はHPV18を、Anti-P56/75はHPV18,31,58を、anti-P61/75とanti-P61/75とanti-P64/81はHP18とHPV58を、anti-P96/115はHPV31とHPV58を中和した。また、anti-P18/38、anti-56/75、anti-96/115のmixtureはanti-P56/75単独よりも数倍の中和活性を有した。 2.LIキャプシドにL2エピトープを挿入するため、VLP表面にL2 epitopeが抗原提示されるL1領域を決定した。その過程で、L1およびL2が分化したケラチノサイトでのみ発現され、未分化な細胞で発現が抑制される機構はpre-mRNAがsplicing stepの後のRNA element-mediated mechanismによって破壊されることであることを示した。 3.HPV16,52,58,6型の蛋白L1に対するIgG抗体測定を行い、HPV L1蛋白に対する液性免疫応答はCIN病変の自然消退と関連しないこと、過去の別の型の感染から得られた獲得免疫は現感染の制御には役立たないことを示した。CIN患者では複数のHPV型に対する抗体を有することが特徴であり、複数のHPV型に感染することにより、排除できないHPV型と出会う機会が増加すると考えられた。 4.我が国の主要HPV論文のメタアナリシスを行い、とくに発癌リスクの高いHPVタイプは海外とは異なりHPV16/18/31/33/35/52/58の7タイプであることを示した。本邦、韓国、中国を初めとする東アジアでは、HPV16/18陽性が60%とやや低く、HPV31/33/52/58が欧米や他の地域に比べ高頻度であった。世界中の子宮頸がんをワクチンで予防するには、この7タイプにHPV45を加えた8タイプがtargetになることを示した。
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