研究課題/領域番号 |
16390487
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
古川 仞 (古川 仭) 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (40092803)
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研究分担者 |
吉崎 智一 金沢大学, 医学部附属病院, 講師 (70262582)
室野 重之 金沢大学, 医学部附属病院, 助手 (20345622)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
2004年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | EBV / LMP1 / 上咽頭癌 / SNP / ets-1 / 遺伝子診断 / 上咽頭がん / ets1 |
研究概要 |
背景(昨年までの成果): 1)上咽頭がん患者のMMP1プロモーター領城-1607bpにおける一塩基多型(SNP)を解析した結果、本方法にて45例中43例にタイピングが可能であった。そして、患者の臨床データと比較し、とくに、粗生存率・無病生存率を中心とした各種データと遺伝子型との関連性について検定したところ1G/1G群の予後は有意に良いことが判明した。 2)上咽頭癌患者においてはと2G/2G遺伝子型を有する比率が有意に高いことが判明した(P=0.02) 3)各々の遺伝子型でLMP1蛋白レベルでの発現とMMP1の発現が相関しないことが判明した。 本年は 1)1Gアレルと2Gアレルの-1607bpを含むオリゴDNAを合成し、試験管内で合成したEts-1と混合してゲルシフトアッセイを行った。。その結果、Ets-1/1G混合試料は速やかに移動したのに対してEts-1/2G混合試料は緩やかに移動した。すなわち、Ets-1と1G配列は結合しなかったのに対して、Ets-1と2G配列は結合したことが判明した。 2)1G/1G,1G/2G,2G/2Gおのおのの遺伝子型MMP-1プロモーターを挿入したレポータープラスミドとLMP1を同時に発現させると、2Gアレルを含むプロモーターからの転写が有意に高く活性化されることが判明した。この際にはLMP1がEts-1を誘導し、Ets-1がMMP-1プロモーター1607領域のGGAAT配列を介してMMP-1の転写活性化を促進することが判明した。 以上よりEBVがん遺伝子LMP1によるMMP-1発現はMMP-1プロモーター1607一塩基多型により影響を受けることが判明した。
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