研究課題/領域番号 |
16390510
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
中西 秀樹 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90164235)
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研究分担者 |
中屋 豊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50136222)
橋本 一郎 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (70314870)
山野 雅弘 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (00380048)
戸田 真記 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員(臨床) (70420544)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,350千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 750千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 高脂血症 / 糖尿病 / 皮膚微小循環 / 経皮酸素分圧 / 経皮二酸化炭素分圧 / 経皮膚二酸化炭素分圧 |
研究概要 |
本研究では高脂血症と高血糖症が皮膚微小循環にいかなる障害を与えるかを解明し、臨床的に皮弁移植後の循環障害を最小にする治療方法を考えることを目標とした。これらの病態がいかに皮膚微小循環に障害を与えるかは未だ不明な点が多く、特に動的な観察を行っている研究は極めて少ない。我々の施設ではRabbit Ear Chamberと生体顕微鏡を用いて、直視下に細動脈や細静脈などの皮膚微小循環を観察することが可能である。さらに経皮酸素二酸化炭素分圧測定装置やレーザードップラー血流測定装置などを用いて皮弁移植後の壊死過程や生着の延長現象を観察した。高脂血症家兎にRabbit Ear Chamberを作成して観察を行った。高脂血症家兎について皮膚微小循環(細動脈、毛細血管、細静脈)の形成過程を観察した。また、励起光と色素(フルオレッセイン)により活性酸素を発生させて血管内皮障害による血栓形成実験を、皮膚微小循環内の細動脈と細静脈で行った。好中球エラスターゼによる皮弁の生着率延長効果を認めた他、この薬物は血栓形成時間を延長した。また5HT receptor拮抗剤も同様の効果を認めた。高脂血症家兎での血管新生は正常家兎と比べて遅延しないと考えられたが、その理由を解明することは出来なかった。次の実験が待たれる。
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