研究課題/領域番号 |
16390531
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
川島 博行 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40169719)
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研究分担者 |
吉澤 達也 新潟大学, 医歯学系, 助手 (40313530)
石橋 宰 新潟大学, 医歯学系, 助手 (70293214)
松田 明生 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10359705)
里方 一郎 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70170800)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2006年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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キーワード | メカニカルストレス / 靭帯細胞 / 骨芽細胞 / 石灰化抑制機構 / インテグリン / Msx2 / PIASxβ / Osterix / PIASXβ / 遺伝子発現 / OPLL |
研究概要 |
我々は、「靭帯/腱細胞は石灰化抑制機構を備えている」という仮説を証明するため、マウス歯根膜(歯周靭帯)より樹立した靭帯株細胞PDL-L2を樹立して以下のことを明らかにした。 (1)PDL-L2は、初期段階にある骨芽細胞(骨形成にかかわる)と良く似た遺伝子発現パターンを示す。 (2)PDL-L2は、骨芽細胞や軟骨細胞の分化に必須である転写因子Runx2を発現しているが、その転写活性が抑制されているために石灰化できない。このことは、靭帯がin vivoでは石灰化しない事実と符合する。 (3)Runx2の転写活性を抑制する分子はMsx2であり、Msx2の発現を高レベルに保つことが石灰化抑制機序の実態である。 (4)OPLL患者の靭帯骨化部では同一患者の靭帯正常部に比較して、Msx2遺伝子発現が激減しており、その程度は症状の重篤度および靭帯の石灰化度に比例していた。従って、生体内では、上記抑制機構が作動している可能性が高い。 (5)PDL-L2細胞をMS負荷下に培養しても石灰化しない。骨芽細胞は同条件下で石灰化する。この違いは、骨芽細胞におけるMSのシグナル伝達経路インテグリン-FAK-ERK1/2-Runx2の活性化がPDL-L2細胞では負に制御されているためである。この抑制機序は上記Msx2による抑制機序とは独立して作動している。 さらに骨芽細胞の石灰化に必要な因子の探索を進め、以下のことを明らかにした。 (6)骨芽細胞の石灰化にはSUMO化活性を有するPIASxβの一過性の上昇が必要である (7)上記PIASxβの効果は、osterixの発現上昇を介する (8)メカニカルストレスによる石灰化促進においてもPIASxβの一過性の上昇が必須である
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