研究課題/領域番号 |
16390587
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大倉 正也 大阪大学, 歯学研究科, 助教授 (10281130)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
2005年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 唾液腺 / 唾液腺腫瘍 / 分化 / アノイキス / アポトーシス / 分化誘導 / がん治療 / apoptosis / HSG / ラミニン / インテグリン / 腺房細胞分化 |
研究概要 |
1)HSG細胞の腺房細胞分化に関わるシグナル伝達の解析 ラミニン1ゲル上でHSG細胞の腺房細胞分化に対する各integrin機能抑制抗体の分化阻害実験にて、α3、α6、β1で分化が抑制された。C-Src dominant negative発現HSG-Src297M細胞では細胞間接合を抑制されていた。HSG細胞はCEACAM1-4L,-4Sを発現しており、その発現は細胞外マトリックスにより増強されるが、Src297M細胞では15%まで抑制され、細胞間にCEACAM1の局在がしなくなった。 2)インテグリンと協調する他のシグナルの解析 CEACAM-1遺伝子の供与を受け、dominant negative遺伝子の作成を試みた。PCR-based mutagenesisではprimer helixによるため、mutantが作成できなかったが、sited-direct mutagenesisで作成された。 3)Squamous cell carcinoma(SCC)へのラミニン1ゲルの影響 SCC細胞もラミニンゲルによりアポトーシスが誘導された。その誘導はラミニン1の濃度に依存していた。SCCにanoikisを誘導する因子としてPPARγのアンタゴニストが同定された。このアンタゴニストはインテグリンα5の発現を抑制し、FAKのtyrosineのリン酸化を抑制することで、細胞接着を抑制しanoikisを誘導することが示された。
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