研究課題/領域番号 |
16390645
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
江藤 宏美 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (10213555)
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研究分担者 |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
中山 和弘 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50222170)
西原 京子 財団法人東京都医学研究機構, 東京都精神医学総合研究所, 研究員 (80172683)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 乳児 / 睡眠・覚醒 / 行動分析 / モーション・デテクション / 録画分析 / 添い寝 / SIDS / 睡眠変数 / アルゴリズム / レム睡眠 / 録画分析システム / 行動観察 / 動睡眠 / 静睡眠 / 睡眠パラメータ |
研究概要 |
今回、乳児の睡眠・覚醒状態を視覚的に観察し、その特徴を明らかにするために、客観的にデータを収集し、分析することができるソフトウェアの開発を推進した。このシステムは、これまで行っていたビデオソムノグラフィを用いた観察・分析方法をベースに、乳児の体動に注目して行った。 平成16年度は、システムの開発に取り組み、ソフトウェアがほぼ完成した。そして、器械は、これまでのタイムラプスビデオ・モニター・カメラから、デジタルカメラとコンピュータに変換し、軽量化とデジタルデータの取得を可能にした。 平成17年度は、ソフトウェアの信頼性の検証のために、すでに分析の終了したビデオデータを読み込んで、本ソフトウェアで分析した結果と比較しようと試みた。しかし、アナログのビデオデータは画像が粗く、精緻な分析が困難であったため、分析を断念した。よって、ビデオデータをデジタル化し、レガシーマイグレーションに留まった。この時、画像データ保存のために、必要となる大容量LAN接続ハードディスクを整えた。 平成18年度は、ソフトウェアの信頼性の検討をするために、同時に、アクチウォッチを併用し、乳児のデータを収集した。生後1か月の乳児9人のデータを分析すると、児の直接の動き以外でモーション・デテクションが作動していたのは、平均録画時間9.3時間のうち、平均6.0%であった。アクチウォッチとの信頼性は、スピアマンの相関において関連が認められた。 システムの開発においては、全期間を通して、国内外の睡眠学会等に参加し、発表を通して、睡眠研究者からのコメントを得た。また、海外共同研究者であるDr.Andersと試行し、システムの洗練を重ねた。今後、自動分析の手法や、音声データやバイタルデータ(呼吸)も情報として追加するかなどが、検討課題として明らかになった。
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