研究課題/領域番号 |
16390647
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石垣 和子 千葉大学, 看護学部, 教授 (80073089)
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研究分担者 |
山本 則子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (90280924)
山田 律子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (70285542)
金川 克子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (10019565)
正木 治恵 千葉大学, 看護学部, 教授 (90190339)
鈴木 みずえ 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (40283361)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,600千円 (直接経費: 13,600千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | サービスの質 / 訪問看護 / 高齢者 / ベストプラクティス / 質評価 / 訪問介護 |
研究概要 |
本研究では、一般的な訪問看護において全ての訪問看護師に期待する実践内容を「質指標(quality indicators)」とし、高齢者訪問看護質指標の開発に取り組んだ。まず、指標の対象となる領域を設定した。今回は、高齢者に対する訪問看護に頻発する問題や、訪問看護の利用によって療養状況の改善が見込まれる問題、今後訪問看護における重要性が増すと思われる問題を中心に、16の問題領域をとりあげることにした。個々の研究者がそれぞれ担当領域を決め、その領域に関する指標の作成に責任を持つことになった。指標の作成過程は、それぞれの研究者により若干異なる。しかし、作成にあたって利用すべき基本的な情報を、(1)文献と(2)その間題領域のエキスパートが持つ実践知、と定めた。この結果、16領域に関ずる483指標が作成された。 次段階として、質指標の訪問看護現場への適用可能性を検討するために全国調査を実施した。1.で作成された指標に対して、全国の訪問看護ステーション5,322ヶ所に働く訪問看護師に回答を依頼した。この結果を基にして、指標を最終決定した。 最後に、家族支援と褥瘡ケア質指標を選び、自記式の質問に対する訪問看護師の回答と実際の実践内容がどの程度対応するかを検討するために、C県において調査を実施した。始めに県内の全ステーションに家族支援質評価指標を送付し、回答の平均値の高かったステーション1件と低かったステーション1件を選んで、質指標への回答と看護記録から把握できる実践内容との対応を検討した。家族支援は看護記録と看護師の質評価への回答との対応があまりみられなかった一方で、褥瘡ケア質指標には対応が見られた。家族の介護負担感等及び褥瘡の発生率と看護師の質評価への回答には関連が確認できず、看護師による回答平均点により実践内容の質をそのまま推測することは困難と思われた。
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