研究課題/領域番号 |
16401006
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
美学・美術史
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
赤間 亮 立命館大学, 文学部, 教授 (70212412)
|
研究分担者 |
斉藤 千恵 (齊藤 千恵 / 齋藤 千恵) 立命館大学, アートリサーチセンター, 研究員 (00368010)
金子 貴昭 COE推進機構, 研究員 (20411150)
倉橋 正恵 COE推進機構, 研究員 (90425017)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
|
キーワード | 浮世絵 / デジタルアーカイブ / ローマナイズ / 大英博覧会 / ジャポニスム / 美術品輸出 / 海外流出美術品 / 摺物 / 絵師 / インターネット公開 / 書誌目録 / WEB公開 / 役者絵 |
研究概要 |
世界でも最大規模の工芸博物館として著名なヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の浮世絵は、肉筆も含めると現在所蔵量は約38,000枚にも上る。また、内容的にほぼ重なる浮世絵コレクションがエジンバラにあるスコットランド国立博物館にも存在する。 これは、大英博覧会が開催されて、日本文化に対するブームが訪れた1860年代から1880年代にかけて、まったく分類整理の行なわれていない約4万3千枚の浮世絵コレクションを、当時の英国政府が一括購入して形成されたものであり、その内、約5千枚がエジンバラのスコットランド国立博物館に分与移管されたものであった。 本研究は、この膨大な2群の資料群を、デジタル技術によりもう一度一つにまとめ、日本に持帰ることで詳細なカタログ化を行い、幕末を中心とする浮世絵研究の基盤を作るものである。ヴィクトリア&アルバート博物館とスコットランド国立博物館所蔵品との併合によって、重複作品のグループ化だけでなく、離ればなれになった続物や組物のグルーピングも実施できた。 この膨大でかつ未整理状態であった資料群が、このように整頓された状態になり、タイムカプセルのように120年前の状態が蘇ってきた。そのため、このコレクションは、当時の浮世絵流通事情を知るための標本として第一級の資料であることが判明したのである。 なお、データには、ローマナイズのためのふりがな項目を付与した。一括ローマナイズのプログラムを通すことで、ローマナイズデータが完成させる仕組も完成させた。
|