研究課題/領域番号 |
16401009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
山田 桂子 茨城大学, 人文学部, 准教授 (30344831)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,910千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | テルグ / ドラヴィダ言語 / インド / アーンドラ / 語学教育 / 言語学 / ドラヴィダ / 外国語教育 / 文法書 / 国際情報交換 / インド:イギリス:フランス:ドイツ / インド:マレーシア:シンガポール / テルグ語 / ドラヴィダ諸語 / 文法 |
研究概要 |
内容:本研究の目的は、4年間のフィールドワークをもとに、日本人の初心者を対象としたテルグ語の文法書と語彙集を作成することである。フィールドワークは主に次の3つの点に関して行った。(1)現在使用されているテルグ語の調査、(2)テルグ語学習のために使われている教材の調査、(3)過去に出版された文法書や辞書の調査、である。これらのフィールドワークを行いつつ文法書・語彙集の原案を作り、それをネイティヴ・スピーカーからのチェックを受け、実際に日本の授業で使用しながら不具合を修正していく、という手順を踏んで、最終的に『基礎テルグ語』を完成した。同書は文字編・文法編・語彙集の3部構成で、日本人がひとりでテルグ語を学習しながら文法知識や語彙を身に付けられるようになっている。 意義と重要性:テルグ語はインドで2番目に話者人口の大きな言語で、インドの経済自由化以降、この地域では先進国の企業進出、NGOの活動などが盛んになった。またテルグ人はアメリカや日本を含め世界中にITエンジニアとして多数移民しており、日本との関係も深くなりつつある。しかし、テルグ語の専門家は日本では2名しかおらず、企業人や民間人らがテルグ語を学ぶための教材はなかった。成果の『テルグ語基礎』は、この言語を学ぶ必要のある人々の要求に応えられる、日本で始めてのテルグ語の入門書である。また、学術面においても、日本で最初にこの言語を扱った文法書という点でも重要な成果である。特に本書の中で依拠している動詞分類、活用変化には、これまでの文法書よりも精密な分析に基づく分類や新たな原則が適用されており、新しい研究成果が反映されている。
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