研究課題/領域番号 |
16401025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
水内 俊雄 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 教授 (60181880)
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研究分担者 |
小玉 徹 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 教授 (00170267)
中山 徹 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (40237467)
笹沼 弘志 静岡大学, 教育学部, 教授 (70283322)
阪東 美智子 国立保健医療科学院, 建築衛生部, 主任研究官 (40344064)
垣田 裕介 大分大学, 大学院福祉社会科学研究科, 講師 (20381030)
中生 勝美 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (00222159)
松村 嘉久 阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (80351675)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2006年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2005年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2004年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | ホームレス / 野宿生活者 / 自立支援 / 東アジア / 社会福祉 / 公的扶助 / 居住福祉 / まちづくり / 野宿者の自立支援 / 住宅問題 / 香港 / 台北 / ソウル |
研究概要 |
前回の海外科研を継続して、都合6年間、東アジアの香港、台北、そして韓国のソウル、デジョン、テグ、プサン、スウォンの各都市のホームレス自立支援システムとここの施設によるサービス内容の聞き取り調査、および、関連する日本の自立支援関連の施設調査をおこなってきた。それぞれの国や都市のホームレス自立支援システムを支える中枢として、香港韓国では代表的NPO、台北では公的セクター、日本では、各都市における代表的NPOや関連する公的セクターへの聞き取り中心に、調査を進めた。サービス内容については、炊き出しや夜回りを中心とするアウトリーチ、中間施設のサービス内容、、運営を中心にした施設での聞き取り調査、そしてそうした施設やサービスを提供する人々への支援活動へのかかわりや思いについて聞き取りをおこなった。また相互交流を図るために、平成16年度には日本で、韓国、台北のカウンターパートを招聘、現地交流、意見交換、平成17年度には、日本で、香港のカウンターパートの招聰、意見交流、現地見学。そして平成18年度には、台北において、香港、韓国のカウンターパートが、日本側の関係者も参加して、意見交流、現地見学をおこなった。調査のターゲットは、広義のホームレスの人々に広がり、条件の不利な地域においてさまざまなコミュニティケースワークの解明や、政策への応用へと進化していった。日本の自立支援システムの改善のために、とくにNPOと政府の関係の深化、NPOによるホームレス問題の広報や啓蒙などについて、多くの知見を得、成果は、日本においては雑誌シェルターレスに継続的に寄稿することで、市民社会への伝達広報につとめた。英語報告書も暫定的な形ではあるが、刊行し公表している。
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