研究課題/領域番号 |
16402002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
鄭 躍軍 総合地球環境学研究所, 研究部, 准教授 (80280527)
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研究分担者 |
秋道 智彌 総合地球環境学研究所, 研究部, 教授 (60113429)
吉岡 崇仁 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (50202396)
村上 征勝 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00000216)
吉野 諒三 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (60220711)
山岡 和枝 国立保健医療科学院, 技術評価部, 室長 (50091038)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,930千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 630千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2006年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2005年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 環境意識 / 地球環境問題 / 国際比較調査 / 異文化比較 / 社会調査 / データサイエンス / 東アジア / 環境協調 / データ・サイエンス / 尺度構成 |
研究概要 |
本研究は、1)環境意識の概念、時空間的構造及び分類体系を総合的に再検討し、集団的環境意識の本質と形成過程を探索的に明らかにすること;2)東アジアを対象地域とし、異なる集団の環境意識の特徴を現地調査により解明すること;3)東京、北京、台北、ソウルの4都市から収集した調査データを基に、人々の環境意識と各種属性の関連性を解析することで、環境問題の解決に資する協調社会の要件に関する情報を掘り出すこと、4)環境意識研究の方法論を構築し、関連する研究成果を社会へ公開することで、日本における環境意識研究水準をアップさせること、を目的とし、国際的研究活動を展開した。 平成16年度は、先行研究の文献・資料を分析することにより、環境意識の概念と時空間的構造を吟味した上で、現地調査用調査票を検討した。平成17年度は東京と北京、平成18年度は台北とソウルを対象とした標本調査を個別面接聴取法により実施した。平成19年は識調査データを総合的に分析し、最終報告書の取りまとめと成果公開を中心とした。 一連の現地調査とデータ解析を通して、得られた新しい研究成果の一部として、1)一般市民の環境意識は環境の現状そのものに対する認識ではなく、環境の変化への主観的な判断である;2)人々は身近で、ローカルな環境に楽観的な見方を示し、地球規模の環境問題に悲観的な態度をもつ傾向がある;3)人口統計学的属性や情報伝達手段などは環境意識に大きな影響を与えている。4)異なる社会における集団的環境意識の特徴には大きな隔たりがある、などのことが挙げられる。なお、4都市における環境意識調査の企画と実施及び調査結果を中心に、2冊の研究レポートを刊行し、関連学会にて研究発表を行うと同時に、学術論文としても多数発表した。
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