研究課題/領域番号 |
16402013
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
金山 権 (2006-2007) 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (40296405)
座間 紘一 (2004-2005) 桜美林大学, 経済学部, 教授 (30034870)
|
研究分担者 |
座間 紘一 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (30034870)
小松 出 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (10162041)
任 雲 桜美林大学, 国際教育センター, 准教授 (00337891)
金山 権 桜美林大学, 経営政策学部, 教授 (40296405)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
13,830千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 930千円)
2007年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
|
キーワード | 中国経済 / 地域経済 / 開発経済 / 資本移動 / 農村経済 / 農業近代化 / 財政 / 金融 / 農村過剰労働力 / 農村財政 / 企業経営 / 物流 / 産業集積 / 西部地域開発 / 農村金融 / 外資導入 / 国内市場形成 / 農村「出稼ぎ労働」 / 国有企業改革 / 生態農業 |
研究概要 |
本調査研究が目指したことは、中国の内陸地域、沿海地域、外国の三極関係の枠組みの中で、(1)地域間の商品、労働力、資本の流れ、(2)地域開発の波及効果および開発後の地域間経済関係の変化と地域経済構造の変化、(3)地域開発に対する中央政府、地方政府の対応、(4)外資、沿海部企業の内陸部地域への進出のあり方などを分析することを通じて、中国の地域格差是正と統一市場形成のあり方を占おうとするものであった。成果では、西部地域と国内・国際経済ないし企業とのリンケージに関する研究として最初の1,2、3章がそれに当てられている。第1章は、マクロ指標の分析を通じて、西部地区経済は全体としてはまだその国内・国際的リンケージは弱く、それは、西部経済の発展が遅れた結果であると同時に、西部経済発展の阻害要因にもなっている事を明らかにしている。2,3章は,それは自動車、ミシンの個別企業と紡織産業での産業と個別企業におけるリンケージのあり方を取り上げている。その他の研究は西部地域や四川省の産業開発、産業集積、農業の産業化、農村の近代化、少数民族地区の開発、生態建設など、西部地区開発をめぐる多様な問題を取り扱っている。中国側の強力研究者の論攷も含めて、多様な側面を多角的に、深く掘り下げたものとなったと思われる。成果は以下の10編の論文から構成されている。(1)西部地域と国内・国際経済とのリンケージ、(2)中国進出日系企業の沿海地域と西部地域のリンケージ、(3)東部地域紡績企業の西部地域進出の展開と問題点、(4)中国西部地区工業化の若干の問題、(5)資金投入と経済成長、(6)西部地域における産業集積の形成と発展、(7)四川省少数民族地区での西部大開発効果、(8)「社会主義新農村建設」と「三農」問題の解決、(9)四川省農業産業化の発展、(10)四川省の生態建設、である。
|