研究課題/領域番号 |
16402042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 (2005-2006) 国立教育政策研究所 (2004) |
研究代表者 |
小田 豊 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 理事長 (50024998)
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研究分担者 |
秋田 喜代美 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00242107)
芦田 宏 兵庫県立大学, 人間環境学部, 教授 (20222606)
鈴木 正敏 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (90273820)
門田 理世 西南学院大学, 人間科学部, 助教授 (10352197)
野口 隆子 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 専任講師 (30383334)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 比較文化 / ビデオ刺激 / 保育観 / 日独米 / 多声的エスノグラフィー / 質的研究 / 幼児教育 / 遊び |
研究概要 |
平成16年度から18年度までの3年間に渡って採択された科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))「幼児教育における教師の保育観の日米比較文化研究:ビデオ刺激法による検討(課題番号16402042)」において、まず、多声的エスノグラフィー法を援用したビデオ再生刺激法の開発が挙げられる。その研究方法に基づいて、以下の2点を主たる研究成果としてここに記す。 ◆良質の保育を保育実践に照らし合わせて検証する 本研究を通して、日独米の保育者それぞれが考える【良い保育】の要素が導き出された。「保育者の持つ"良い保育者"イメージに関するビジュアルエスノグラフィー」(質的心理学研究第4号/2005/No.4/152-164)では、日本の保育者を対象に"良い保育者"イメージを明示化することを試みた。その結果、"良い保育者"イメージは『子ども中心』志向と密接に結びついていることが示唆された。 ◆保育実践文化における保育者の暗黙的実践知・信条を描き出す 海外での発表を数多くこなすことで、色々な分野や文化背景を持つ研究者から教示を得ることができたが、研究協力者であるドイツ人研究者からは色々な刺激を受けた。彼らと共有し合ったデータを用いた「多声的エスノグラフィー法を用いた日独保育者の保育観の比較検討一語頻度に注目した実践知の明示化を通して一」(教育方法学会掲載)では、ビデオ映像を用いた多声的エスノグラフィーの手法によって、日独の保育者の暗黙的な実践知として作用している保育観を明示化し、比較検討することを試みた。ビデオ視聴における保育者の語りを語頻度を軸に分析し、3つの共通点「子どもたちの自主性、主体性の尊重と、指導することへの抵抗感」「社会性の育ちを重視する視点」、そして「安全への視点」を見いだしたが、その内部構造は日独で異なっているという知見が得られた。
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