研究課題/領域番号 |
16402043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
川嶋 宗継 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90093161)
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研究分担者 |
堀越 昌子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30024970)
遠藤 修一 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30111884)
秋山 元秀 滋賀大学, 教育学部, 教授 (00027559)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 環境教育 / タイ北部 / ピン川 / 学校教育 / ガイドブック / 河川調査 / マップ / 体験学習 / パイロット校 / ワークショップ / 学校教員 / 実態調査 / 水路マップ / 水生生物調査 / カンボジア |
研究概要 |
これまでの研究成果を基に、2004年8月に、タイ北部の教員を対象に環境教育ワークショップをチェンマイ大学で開催した。水環境を素材とした環境学習は、重要であるとの認識は高いが実践活動は少ないという実態が明らかになった。ワークショップ参加教員は、河川調査の生物学的・化学的モニタリングの手法の研修を受け、教員が所属する学校がパイロット校となり、本研究は開始された。その後、3ヵ年にわたり、パイロット校の教員と研究者が一同に会し、環境教育への体験学習の導入・実践について検討を重ねた。また、いくつかのパイロット校を全員で訪問し、教育現場で実践活動の視察や研究会をもった。子どもたちが参加して行うプログラム(水路マップ作り、簡単な水生昆虫・藻類・水質の調査)が環境学習に有効であることを確認した。そして、生物学的・化学的モニタリングのためのガイドブック作成のニーズが明らかになり、タイ北部のピン川をはじめとする多くの河川.で活用できるガイドブックを作成した。試供品を作った後、教育現場での使用に基づいた意見を聞きながら改善を加え完成させた。隣国のカンボジアでもワークショップを開き、カンボジアにおける環境教育の進展について討議した。その中で、本研究で検討してきた子どもたちが参加する体験学習はカンボジアにおいても有効であるという感触を得た。今後、タイおよび周辺の東南アジア諸国に体験型環境学習を導入し、環境教育の進展に有効な方法論について研究を継続する予定である。
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