研究課題/領域番号 |
16404018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 西日本工業大学 |
研究代表者 |
岡田 知子 西日本工業大学, デザイン学部, 教授 (30258503)
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研究分担者 |
伊藤 庸一 日本工業大学, 工学部, 教授 (10049710)
伴丈 正志 長崎総合科学大学, 工学部, 助教授 (60218675)
劉 剛 沖縄大学, 人文学部, 教授 (20320525)
松尾 有平 長崎総合科学大学, 工学部, 助手 (80289610)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
9,590千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 690千円)
2007年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 集住文化 / 共生 / 空間構成 / 東アジア / 中国 / 韓国 / 住居 / 集落 / 集住 / しくみ / 台湾 / 朝鮮族 / 風水 / トン族 |
研究概要 |
本調査研究は以下のような現地調査を実施した。 ・2004年度、中国広西壮族自治区三江トン族自治県においてトン族の住居および集落の調査 ・2005年度、韓国慶尚南道固城郡九萬面において住居および集落の調査 ・2006年度、中国吉林省延辺朝鮮族自治州において朝鮮族の住居および集落の調査 ・2007年度、中国黒竜江省渤海鎮において朝鮮族の住居、集落の調査 ・2007年度、台湾南投県においてサオ族の集集大地震復興集落の空間調査 ・2007年度、中国雲南省玉渓市元江においてタイ族の住居と集落の調査 ・2007年度、中国雲南省西双版納タイ族自治州においてタイ族、空格人の住居と生活の調査 以下のような研究会および国際シンポジウムを開催した。 ・2005年度、研究会「東アジアの集住文化にみる共生のしくみ空間概念とその構成」 ・2006年度、国際シンポジウム「東アジアの集住文化と保存」 以上のような現地調査や研究活動から以下のような点が明らかになった。 ・集落には人々をひとつにまとめるしくみがある。 ・そのしくみは明示的に存在し常に帰属意識を確認しあうしくみがある。たとえばトン族では鼓楼、韓国では宗家と祭室である。多くの場合、中心性や精神的なシンボルとして表出しているため、人々の心の中にすりこまれ、増幅されるしかけになっている。 ・それらが継承されるしかけがある。たとえば祭祀であったり、互助制度および共通の価値観、あるいは伝承されている固有の空間規範、風水などである。外部からは一見わかりにくいが、集落の人々は認識している。
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