研究課題/領域番号 |
16406009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
坪井 敬文 愛媛大学, 無細胞生命科学工学研究センター, 教授 (00188616)
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研究分担者 |
竹尾 暁 愛媛大学, 無細胞生命科学工学研究センター, 講師 (40302666)
入子 英幸 鳥取大学, 医学部, 助手 (60346674)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2006年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | マラリア / ワクチン / ゲノム / バイオテクノロジー / 蛋白質 / 血清 / 感染症 / 国際研究者交流 / タイ / 無細胞タンパク質合成 |
研究概要 |
熱帯熱マラリア原虫のゲノム情報から、約5400個の遺伝子のうち200種類あまりが赤血球への侵入型原虫に特異的に発現していると予想されている。一方、現在マラリアワクチン候補抗原として研究がすすめられている原虫タンパク質は限られている。その最大の理由は熱帯熱マラリア原虫の遺伝子をそのまま用いて組換えタンパク質を発現することが非常に困難なためである。申請者らは、これまでにコムギ胚芽無細胞タンパク質合成法により、原虫遺伝子をそのまま用いて組換えタンパク質を効率よく作製する方法を開発し、これによりマラリアワクチン候補タンパク質をゲノムワイドに発現することが可能となった。そこで本研究は、1)ワクチン候補タンパク質を効率良くスクリーンニングするため、マラリア流行地の様々な病態を示す患者の血清を幅広く収集し、2)これらの血清の中で、無症状感染者の血清に着目して、これらの血清中の抗体によって認識される原虫タンパク質を検索することで、新規の熱帯熱マラリア発病予防ワクチン抗原を同定することを目的に実施した。本研究期間内の成果を下記に列挙する。 1)熱帯熱マラリア原虫メロゾイト特異遺伝子約180種類をクローニングし、149種類を組換えタンパク質として発現した。 2)タイ国内の複数のマラリア流行地の住民および数カ所のマラリア診療所においてマラリア患者血清の採取し、本研究に有用な無症状感染者の血清を最終的に約30人分入手した。また、バンコク市内の病院においても、患者血清を約30分入手した。なお、これらの患者血清試料の採取については、愛媛大学医学部ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理委員会にて実施が承認されている。 3)これらの無症状感染者の血清の内、比較的量に余裕がある5サンプルと上記メロゾイト期組換えタンパク質149種類を用いて酵素抗体法にてスクリーニングし、約10種類の原虫抗原が同定された。
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