研究課題/領域番号 |
16406025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
高橋 謙 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (90226829)
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研究分担者 |
寶珠山 務 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 准教授 (20258627)
花岡 知之 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 非常勤講師 (00228503)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
8,110千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | コホート研究 / 製鉄業 / PAH(多環系芳香族炭化水素) / 複合暴露 / がん死亡リスク / 複合曝露 / 職業がん / 疫学 / 国際情報交換 / 中国 |
研究概要 |
本研究の二つの目的のうち、1980-1993年に追跡できた中国鞍鋼製鉄所従業員(退職者含む)コホート(147,062名;男性121,846名と女性25,216名)の再追跡は、製鉄会社分社化、個人識別番号と関連システム刷新のため、断念せざるを得なかった。もう一方の目的である、同製鉄所で用いられていた15種類のばくろ要因のがん死亡リスクの推定については、SMR(標準化死亡比)とSRR(標準化リスク比)を用いて、死亡リスクを評価し得た。すなわち、鞍山市一般人口(1980〜1993年)を標準人口とした標準化死亡比(SMR)では総死亡や主な死因カテゴリー(がん、脳血管疾患など)で健康労働者効果の影響と思われる有意な低下があり、一方のいずれの因子曝露のないブルーカラー群を対照とした標準化リスク比(SRR)では、多くの因子の曝露群で総死亡や死因カテゴリーで有意な上昇が見られた。また、複数の因子への重複曝露、特にPAH(Polycyclic-Aromatic-Hydrocarbons、多環系芳香族炭化水素)が関わるもので、死亡リスク影響が増強されることが、男女共通に認められた。これまでの米国、英国、ブラジルなどで実施された製鉄業コホート調査の結果と比べ、本研究は構成員数が極めて多く、高い追跡率(98.1%)を保ち、女性労働者の追跡結果を含んでいるなどことから、学問的にも高い意義を有しているものと思われる(論文2、学会発表10)。
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