研究課題/領域番号 |
16500035
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
青柳 睦 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 教授 (00260026)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,840千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 分散処理 / 並列処理 / アドホックネットワーク / 連成シミュレーション / 自律処理 / 並列計算 / 強調分散 / 協調分散 |
研究概要 |
並列処理における自律的な協調分散アルゴリズムの開発を行いナノ分野の並列実アプリケーション実行環境への適応研究を行った。本研究では、与えられた問題サイズに対して実行を開始した後の演算途中においても、並列実行のための「計算ノードの追加」と「障害ノードを動的に回避(切り離し)する」機能を備えたミドルウェアを開発し、フラグメント分子軌道計算法を一例としてその実装を行った。 特に本年度は、研究の総まとめとしてのミドルウェアの整備を行った。具体的には、(a)ミドルウェア層とアプリケーション層のコードを分離独立化および機能の直交化を行い、(b)応用アプリケーションプログラムの記述言語(CまたはFortran)から容易に結合可能な自律分散ミドルウェアとしてAPIに改良を加えた他、(c) Activeなノード構成情報を階層化して応用アプリケーションプログラムから引用できるAPIを追加した。また(c)のAPIを単独に呼ぶことにより、利用者がActiveなノード構成を閲覧できる機能をもったツール等を開発した。 これらの研究開発により、従来では実装が困難であった並列実行中プログラムの動的なノード構成変更を可能とする基盤ミドルのプロトタイプを完成し、その性能と機能を実証できた。
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