研究課題/領域番号 |
16500043
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | マルチメディア通信 / ネットワーク通信品質(QoS) / 経路制御 / P2Pネットワーク / アドホック・ネットワーク / 知的アルゴリズム / センサ・ネットワーク / マルチメディア応用 / 高速ネットワーク / アドホックネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / トラフィック制御 |
研究概要 |
次世代マルチメディア通信を支援するために、高速ネットワークおよび無線ネットワークの研究が盛んに行われている。これらのネットワークにおいてマルチメディア通信を実現するためには、トラフィック制御が特に重要な問題となり、中でも通信品質(QoS)を考慮したQoSルーティング、接続制御、輻輳制御、チャネル割り当て、ハンドオーバが重要な研究テーマとなってきている。高速ネットワークでは、高速かつ短時間にネットワークのトラフィックを制御することが課題となる。一方、無線ネットワークでは帯域幅が狭帯域となるため、動的にトラフィックを制御しないとメディアの有効利用が図れない。従来からのトラフィック制御のアルゴリズムでは高速かつ短時間に処理可能なトラフィック制御と動的なトラフィック制御の両立されていないため、高速ネットワーク、無線ネットワーク及びアドホック・ネットワークに適用することは難しいという問題があった。本研究ではトラフィック制御に遺伝的アルゴリズムのような知的アルゴリズムを導入することによって、高速ネットワークおよびアドホック・ネットワークのQoS経路制御のための新しい解決法を探すことを目指している。 従来における我々の研究ではQoSが考慮されておらず、ルーティングを実現するためのパラメータとして遅延時間しか検討されていなかった。しかし、マルチメディア通信ではQoSは重要となるため、遅延時間以外のパラメータも考慮する必要がある。我々はQoSルーティングがNP完全問題であることに着目し、ヒューリスティックな手法が有効であると考えている。このため、遺伝的アルゴリズムに基づいたQoSルーティング手法を提案し、シミュレーションを行い、提案手法は高速ネットワーク及びアドホック・ネットワークに対してQoSルーチングが実現できることを示した。しかし、この研究ではQoS要求を満足させる最適解であるとは限らない。なぜならば、N次元(N QoSパラメター)を数式によって単次元へ圧縮しているためである。このため、今回の研究では多目的最適化遺伝的アルゴリズムを使用し、品質の次元圧縮を行わない新しい経路制御手法を提案した。シミュレーションによる評価の結果、我々の提案したアルゴリズムは高速ネットワークおよびアドホック・ネットワークに適応できることがわかった。また、マルチメディア応用としてはWDMネットワークのための新しいMACプロトコル、ピュアP2Pシステムの実装を行った。
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