研究概要 |
本研究は,情報システムが社会や住民に及ぼす影響を評価する情報アセスメントといった視点に着目し,新しい社会情報システムモデルを研究するものである。その研究成果に基づいた人材育成プログラムを作成し,必要な教材を開発する。この教材を自主学習用に教材蓄積配信サーバに蓄積し,学生が自由にアクセスして学習する環境を実現する。学習結果を社会に還元し,よりよい情報アセスメントに更新するしくみを備える。 初年度に引き続き,すべてのコア科目で採用する共通の情報システムモデルの創造と,コア科目ごとのコースウエアの研究開発を行った。初年度は17年度前期のコア科目である「モデリング」に対して具体的なテキスト制作を行ったが,今年度はその成果を実際の授業に適用し検証を行った。同時に,17年度後期のコア科目である「情報システムデザイン」と「情報システムデザイン演習」に対して,具体的なテキスト制作と支援ツールの整備を行い,その成果を実際の授業に適用し検証した。更に,18年度前期のコア科目である「情報システムマネージメント」に対するテキスト制作を行った。 特に,効果的なグループ学習の方法およびグループ学習を活性化するための支援ツール(グループウエアの一種)の研究開発を行い,実際の授業に適用(40名の学生が約3ヶ月間使用)して具体的なログデータを収集し分析を行って有効性の検証を行った。
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