研究課題/領域番号 |
16500285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鎌倉 慎治 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80224640)
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研究分担者 |
笹野 泰之 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30196191)
鈴木 治 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (60374948)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 骨 / 骨再生 / 骨代替材料 / 燐酸オクタカルシウム |
研究概要 |
ラット頭蓋冠に作製した規格化骨欠損に燐酸オクタカルシウム(OCP)等を埋入し、10日後を目安に移植体組織の回収・凍結後、インプラントに集積するタンパク質の抽出を行った.それらから抽出されたタンパク質を精製し、質量分析装置(MALDI-TOF型)を用いて解析した結果、実験群からは200種類以上のタンパク質が検出された.しかし、それらの何れが骨再生に直接的に関与するのかを特定するには至らなかった. 一方、本研究に関連してラット頭頂骨部分欠損に成長因子(BMP-2)を付加したOCP(OCP/BMP-2)を埋入し、その骨再生能について検討したところ共働的に骨修復を促進しOCPがBMP-2の担体となりうることが示唆された(J Biomed Mater Res A 71A:299-307,2004).また本研究過程で生体骨組織の構成成分を模倣して作製したOCPとCollagen複合化担体(OCP/Col)を同欠損に埋入するとOCP単独に比べ有意に骨再生を促進することが示唆され(J Biomed Mater Res B Appl Biomater 79B:210-217,2006)、"硬組織代替性担体材料"として特許出願を行った.更にOCP/Colは同様の骨欠損モデルにおいて、既存の骨再生材料であるHydroxyapatite(HA)やβ-tricalcium phosphate(β-TCP)を基盤とした各Collagen複合化担体(HA/Col,β-TCP/Col)に比べても有意に高い骨再生能を示すことを明らかとし、OCP/Colの新規骨再生材料としての有用性を示した(J Biomed Mater Res A:in press,2007).
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