研究課題/領域番号 |
16500332
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 修 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00361072)
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研究分担者 |
金澤 雅之 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60282050)
上月 正博 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70234698)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 長期的運動 / 腎保護作用 / 20-hydroxyeicosatetraenoic acid / epoxieicosatrienoic acid / チトクロームP-450酵素 / アラキドン酸 / epoxyeicosatrienoic acid |
研究概要 |
1.長期的運動による腎保護作用におけるアラキドン酸ω水酸化の意義を明らかにするため、20-hydroxy-eicosatetraenoic acid(20-HETE)産生への長期的運動による影響について検討した。雄Wistar-Kyotoラットを対照群および運動群に分け、トレッドミル運動を8週間施行した。腎皮質20-HETE産生は運動群で対照群に比べて充進していたが、様々なCYP酵素によるアラキドン酸代謝物質であるepoxyeicosatrienoic acid(EET)の産生は両群間で有意な差はなかった。一方、肝20-HETE産生は両群間で有意な差はなかったが、肝EET産生は運動群で対照群に比べて有意に減弱していた。以上の結果から、長期的運動により20-HETE産生は腎特異的に増強し、CYP酵素ファミリーの中でもCYP4A酵素に特異的な誘導が示唆された。 2.ラットのCYP4A発現は近位尿細管、ヘンレの太い上行脚、糸球体、前糸球体細動脈、直血管に認められる一方、ヒトのCYP4A発現は近位尿細管、ヘンレの太い上行脚ではヒトと同様に認められたが、糸球体、前糸球体細動脈、直血管には認められなかった。尿崩症ラットの腎皮質と髄質外層ミクロゾームによる20-HETE産生は対照ラットに比べ充進していた。 3.腎障害時に腎機能低下や尿蛋白増加が軽減しているBrattleboro尿崩症ラットにおけるCYP依存性アラキドン酸代謝について検討した。尿崩症ラットでは、CYP阻害薬投与により尿量は増加し、尿浸透圧は低下した。この際、GFRの増加と自由水クリアランスの増加を伴っていたが、UNaVの変化はなかった。以上の結果から、尿崩症ラットにおいて腎20-HETE産生は充進しており、これが腎血行動態や尿細管機能に大きく関与していることが示唆された。
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