研究課題/領域番号 |
16500333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
南 尚義 東北大学, 病院, 講師 (80333821)
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研究分担者 |
上月 正博 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70234698)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 運動耐容能 / 骨格筋 / 毛細血管密度 / 筋線維タイプ / アンジオテンシン変換酵素阻害薬 / ラット / レニン・アンジオテンシン / 女性ホルモン / 加齢 |
研究概要 |
1 骨格筋毛細血管密度を低下させ得る高食塩負荷ならびにカプトプリル投与で運動耐容能が低下することを見いだした。(Clin Exp Pharmacol Physiol 2004;31:197-201) 2 運動耐容能、骨格筋毛細血管密度、筋繊維タイプに対する運動トレーニング(EX)とアンジオテンシン変換酵素阻害薬perindopril(Per)各々単独ならびに併用した場合の効果について高血圧自然発症ラット(SHR)を用い検討した。運動耐容能はコントロール群に比べEX群、EX+Per群でそれぞれ同程度に上昇し、Per群の運動耐容能は両者の中間程度に上昇していた。毛細血管密度はコントロール群に比べPer群、EX群で有意に上昇しておりEX+Per群では更に上昇していた。ヒラメ筋におけるタイプI筋繊維の割合はコントール群に比べEX群、Per群でいずれも差はなかったが、EX+Per群で有意に上昇していた。以上のことよりperindoprilはSHRの運動耐容能を改善させる一方、トレーニングにより獲得される運動耐容能には影響を与えないことが示された。またperindoprilは骨格筋における毛細血管密度の上昇やタイプI筋繊維の増加といった運動効果を促進することが示された。 3 高齢雌ラットを用い、運動、女性ホルモン、アンジオテンシン変換酵素阻害薬が運動耐容能に与える影響を調べた。エストロゲンは単独で閉経後加齢に伴う運動耐容能の低下を抑制する可能性が示唆された。アンジオテンシン変換酵素阻害薬は閉経後加齢に伴う運動耐容能の低下には影響を与えなかった。トレーニング効果の獲得にはエストロゲンの多寡ならびにアンジオテンシン変換酵素阻害薬は影響を与えないことが示された。
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