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プロスポーツフランチャイズと地元商店街の協働に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500396
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関電気通信大学

研究代表者

大鋸 順  電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70017367)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードプロスポーツフランチャイズ / 川崎フロンターレ / 地域文化セクター / 商店街 / 商店 / 協働
研究概要

本研究は、Jリーグのクラブチームの一つである川崎フロンターレと川崎市商店街を例にし、協働の可能性、協働による効果について究明し、豊かで潤いのある地域形成の実現可能性を検証するものである。研究結果の概要は、次の通りである。
1.フロンターレの設置が地域の人々に与えた影響は少なく、また、商店街の人々のフロンターレに対する関心・愛着についても高いものではなかった。このことはフロンターレが地域の文化セクターとして機能しているとは思えないことを示している。
2.フロンターレに対する応援状況では、「個人としての応援」「商店としての応援」「商店街としての応援」のいずれも高いものではなかった。また、応援を得るためのフロンターレの条件としては、「チームが強くなる」「テレビなどのメディア露出が増加する」「地元を大切にするチームになる」等があげられていた。幸い、フロンターレは2005年度からJ1に昇格し、メディア露出も期待される。この意味で、2005年シーズンは、フロンターレにとって重要なシーズンである。
3.人々のフロンターレに対する地域文化セクターとしての期待は大きく、「町への愛着が増える」「子供達が誇りをもつようになる」「人々が町を誇りに思う」「楽しみが増え生活に潤いがでる」「若い人が集まる町になる」「商店街に活気がでる」などの項目に現れていた。
4.千葉ロッテマリーンズ、東京ヴェルディなどのプロスポーツチームのフランチャイズの川崎市から他都市への移転については、多くに人々が残念に思っていることが現れていた。
以上、今回の調査時点において、フロンターレが地域文化セクターとして機能しているとは言い難い状況である。しかし、人々のフロンターレに対する期待は大きく、地域文化セクターとして十分機能すると考えられる。そのためには、フロンターレ自らの努力は必要であるが、フロンターレだけにそれを求めるべきではない。「自分たちの街をどのようにするか」という理念のもとに、フロンターレと商店街との協働、フロンターレと行政との協働、あるいは他の地域セクターとの協働等地域のあらゆるセクターが協働し、地域全体で育てていくことが必要である。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Possible Realization of Establishing Partnerships between a J-League Club Team and Local Shopping Districts in the Home Town2005

    • 著者名/発表者名
      Jun Oga
    • 雑誌名

      The 20th Annual Conference Abstracts, The North American Society for Sport Management 20

      ページ: 243-244

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Possible Realization of Establishing Partnerships between a J-League Club Team and Local Shopping Districts in the Home Town2005

    • 著者名/発表者名
      Jun Oga
    • 雑誌名

      The 20th Annual Conference Abstracts, The North American Society for Sport Management

      ページ: 243-244

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Possible Realization of Establishing Partenerships between a J-League Club Team and Local Shopping Districts in the Home Town2005

    • 著者名/発表者名
      Jun Oga
    • 雑誌名

      The 20th Annual Conference Abstracts, The North American Society for Sport Management 20

      ページ: 243-244

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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