研究課題/領域番号 |
16500450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
木村 みさか 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90150573)
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研究分担者 |
岡山 寧子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (50150850)
淵本 隆文 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (90133537)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 虚弱高齢者 / 体力・運動能力 / バイオ・インピーダンス / 筋量 / 生活要因 / バイオインピーダンス |
研究概要 |
平成17年6月、持続可能な介護保険法制度の構築を目指し、介護保険改正案が国会を通過した。その柱の一つが軽度要介護者の身体機能低下を防ぐ新予防給付の創設である。健康寿命の延長や医療費・介護保険料軽減のためには、元気な者がいつまでも元気にいるのが最も望ましいが、虚弱高齢者、特に介護保険の適用までに至らない介護予備群や介護度の低い者への対応、すなわち介護予防が急務となっている。特にこのような高齢者の介護予防では、日常生活機能維持に欠かせない体力・運動能力の低下を最小限に抑えることが最優先課題である。しかし、わが国においては、虚弱高齢者の体力・運動能力の実態やその回復・維持に注目した研究はあまりなされていないのが現状である。そのため我々は、虚弱高齢者の体力・運動能力の実態と生活要因との関連を明らかにし、このような虚弱高齢者に適用できる介護予防を目的とした日常生活に取り入れやすい運動プログラム作成のための研究を企画した。 研究の初年度(昨年)は、施設のデイサービス利用者(要支援、要介護1程度、一部要介護3・4を含む70名)を対象として、体格(身長、体重、BMI)、体力(上肢筋力、下肢筋パワー、柔軟性、敏捷性、持久性)、筋量、重心動揺の測定を実施し、このような指標の要介護高齢者の特徴を明らかにした。最終年度にあたる本年度は、初年度結果に基づき、先ず、施設のデイサービスメニューの一つとして、スタッフが運動を提供・実施出来るようになるにはどのような支援が必要かについて検討し、次にスタッフによる運動プログラムを介入し、6ヶ月後の利用者の体力・生活様式の変化について測定・調査を行なった。今年度結果からは、ディ利用者の体力や筋量は維持され、介護度の悪化は少なく、運動を楽しみにしている者が増えていたが、自宅での運動はやりたいがやっていない実態も明らかになった。
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