研究課題/領域番号 |
16500453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 県立広島大学 (2005) 広島県立保健福祉大学 (2004) |
研究代表者 |
堂本 時夫 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (40112130)
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研究分担者 |
小山 矩 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (30034044)
加藤 洋司 県立広島大学, 保健福祉学部, 助手 (60326436)
安武 繁 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (70382380)
笠置 恵子 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教授 (30101471)
西原 貞光 県立広島大学, 保健福祉学部, 助手 (40290548)
江島 洋介 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (50127057)
佐久間 清美 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教授 (50347621)
畠山 典子 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 日常身体活動 / 身体測定 / レプチン / β3アドレナリン受容体遺伝子 / 体脂肪率 / 内蔵脂肪 / MRI / ライフコーダ / 内臓脂肪 / MR画像 / 皮下脂肪 / 腹部内臓脂肪 / 身体計測値 / 臍周囲長 |
研究概要 |
内臓脂肪蓄積の程度を体表および血液計測値から推測する有効な指標を検討し、それらの指標に対する日常身体活動の影響を調べた。中高年女性(40〜50代、73名)を対象とし、ライフコーダによる日常身体活動を2ヶ月間連続記録した後に、血液採取、身体計測、MRIによる腹部脂肪面積計測を行った。血液資料からは、血中レプチン濃度、中性脂肪、コレステロールなどの代謝的データに加え、白血球からのDNA増幅を行いβ3アドレナリン受容体遺伝子多型について調べた。主な結果は以下のようである。 1、内蔵脂肪蓄積の程度と高い相関を示す体表計測値はBMI>体脂肪率>ウエスト周囲長の順であり、血液での計測値はレプチン濃度>中性脂肪濃度の順であった。肥満症の診断基準となる腹部内臓面積100cm^2に該当する値を回帰直線から換算すると、BMI:25.54、体脂肪率:36.69%、体幹部体脂肪率:36.84%、ウエスト周囲長:87.14cm、肥満度:16.13%、血中レプチン濃度:13.67ng/ml,中性脂肪濃度:154.36mg/dlであった。従って、これらの計測値が複数の項目に渡って危険域に該当する場合には積極的な減量への取り組みを推奨する必要がある。 2、一日平均歩数が13000歩以上に達する人で1は、BMIや腹部脂肪、血中レプチン濃度などが顕著に低い値であったが、一部にはこの傾向に合致しない人が見られた。 3、β3アドレナリン受容体遺伝子多型の多型に関する部分のアミノ酸がTrp/Trp,Trp/Arg.Arg/Argに区別され,Trp/TrpグループとTrp/Arg,Arg/Argグループを区別して肥満指標や歩行との関係を分析することの有効性を確認した。 これらの結果は日常生活の改善を主眼とした肥満予防の方策を探る上で有効となる。
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