研究課題/領域番号 |
16500466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 大阪青山大学 (2005-2007) 大阪信愛女学院短期大学 (2004) |
研究代表者 |
山口 静枝 大阪青山大学, 健康科学部, 准教授 (20123531)
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研究分担者 |
柏木 厚典 滋賀医科大学, 内科学講座, 教授 (20127210)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,850千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | メタボリックシンドローム / エネルギー比率 / 相対的高たんぱく質食 / 食事療法 / 相対的高たんぱく質 / マイクロ波 / 調理法 / 真空調理 / 電子レンジ / 波長転換 / 遠赤外線波長 / マイクロ波加熱 / 低糖質食 / 高たんぱく質食 / 食事指導 / 料理教室 / 腹部脂肪占有率 |
研究概要 |
メタボリックシンドローム発症予防のためには、その基礎にある内臓脂肪の蓄積を解消することが重要である。平成16年度と17年度においては、高糖質低脂肪の日本型食事パターン食を中心とした肥満解消のための料理教室を開催し、内臓脂肪の減少に向けた食事管理のあり方を検証した。実施期間は4ケ月間で全期間の参加者は19名であった。体重減少率をみると、期間が長くなるにつれ体重減少率は上昇していたが、1カ月後0.57±1.6%,4カ月後で3.40±2.2%であった。一方、相対的高たんぱく質食を中心とした群では4.89±2.0%であり、両群で1カ月後の体重減少率に有意な差(p<0.01)が認められた。また相対的高たんぱく質食においては、CTによる内臓脂肪量の減少が顕著であった。この間、相対的こうたんぱく質食のメニュー開発と真空調理による配食システムを構築した。このような結果をふまえ、平成18年度と19年度においては、メタボリックシンドロームの診断基準に合致する被験者を対象として、食事を提供する手法で病態改善効果を検証するための症例研究を行った。被験者は男性4名、女性1名の計5名。食事提供期間は10日間で30食分を配食した。提供した食事は食材のすべて磁性鍋を用いて下処理を行った後、真空調理法によって作成した。10日間の提供食の摂取後、体重とヘソ周囲径さらにTGが有意に減少(p<0.05)した。体重減少率は3.0±1.9%であった。また、収縮期血圧と拡張期血圧ともに低下の傾向が認められた。この「低エネルギー相対的高たんぱく質食」の食事法の有効性が示唆された。
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