研究課題/領域番号 |
16500570
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
浅井 文男 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (00212465)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 科学教育 / 技術教育 / 工学教育 / 教材開発 / 人工衛星 / 教育ミッション / 産学連携 |
研究概要 |
1.衛星用ターミナルノードコントローラの開発 東大阪宇宙開発協同組合が製作した50kg級小型人工衛星(SOHLA-1)に搭載される教育ミッション用無線データ通信制御装置(ターミナルノードコントローラ:TNC)の開発に対する技術支援を行い、フライトモデルが完成した。SOHLA-1はH2Aロケットのピギーバック衛星に選定されたが、打ち上げは平成20年度となり、開発したTNCの宇宙空間における動作検証実験や考案した教育プログラムの運用は実施できなかった。これらの実験や運用はSOHLA-1の打ち上げ後に実施する予定である。 2.地上局用ターミナルノードコントローラの開発 SOHLA-1の教育ミッションで送信されるテレメトリデータやテキストメッセージを受信するために必要な地上局用TNCの製作に使用するBell202モデムデバイスをPSoCマイコンおよび汎用のFSK復調用デバイスをNJM2211を使用して開発した。また、PICマイコン用AX.25プロトコル処理ファームウェアをPSoCに移植し、PSoCモデムデバイスと統合した。これにより入手が容易な部品だけでTNCが製作できるようになった。 3.衛星テレメトリ解読ソフトウェアの開発 SOHLA-1のテレメトリデータを解読するために必要なWindowsソフトウェアを試作した。ソフト開発はVisual Studio 2005 C#を使用し、操作を容易にするため標準的なWindowsソフトの機能とGUIを実装した。テレメトリ解読部は現在稼働中の東京大学の超小型人工衛星XI-Vに対応させて動作検証を行い実用性を確かめた。開発したソフトとTNCは教育ミッションに参加するための教材キットとして無料で配布している。
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