| 研究概要 |
小中学校などの各教育現場内に,パソコンを用いたサーバでルータ機能を実現してローカルな情報ネットワークを設置した。このローカルネットワーク内に各種サーバ機能を設け,クライアントパソコンを簡単に接続できるようにした。サーバの構築については,Webブラウザの画面上にガイドとなる手引きを表示して,誰にでもインストールでき一定水準のサーバを簡単に構築できるようにした。構築したサーバにはアカウントの管理機能を設置することで,多数の学習者にも対応し易いようにした。
次に,情報ネットワークの教育的利用を簡単化する支援システムとして,鋸挽きなどの実技において自己と模範との姿勢などを動画で比較するシステム,難易度を考慮しさまざまな出題形式に対応させたドリル問題登録・出題・採点システム,授業の内容に連動して重要な用語を自発的に登録運用していくことで学習効果を高める電子用語辞典システムを開発した。さらに,学習者と授業者間でのレポートのやり取りを自動化するレポート提出・評価システム,簡単な学習項目の確認や意見収集に利用できるアンケート作成・集計システム,授業での各学習者の学習記録のための多機能ポートフォリオシステムなどを開発した。これらのシステム評価を一部行い,学習効果を確認した。細かく細分したコンテンツを選択的に登録集積することで,ひとまとまりの学習教材を構成していく統合型学習支援システムを開発した。
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