研究課題/領域番号 |
16500608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
保崎 則雄 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70221562)
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研究分担者 |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
鈴木 広子 東海大学, 教育開発研究所, 教授 (50191789)
山地 弘起 早稲田大学, メディア教育開発センター, 助教授 (10220360)
中島 義明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90012492)
西村 昭治 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (30207493)
菊池 英明 早稲田大学, 人間科学学術院, 専任講師 (70308261)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 小学校英語活動 / アーティファクトの使用 / 講義型授業 / 言語活動 / 英語ネイティブスピーカ / 英語活動 / 小学生 / ティームティーチング / 視聴覚教材 / AET |
研究概要 |
本研究では、まずHough & Duncan の開発したObservational System for Instructional Analysis(OSIA)を用いて、大学の講義、小学校英語授業を録画したものを記述し、マトリックス、タイムラインに転記した。同時に、教室内発語をすべて書き起こし、さらに教員の表清分析を行ない解析した結果、以下の諸点が明らかになった。 1)大学の授業のインターアクションのレベルは講義型の場合、単調な教師の説明が圧倒的に多く、小学校の授業は、教師、児童間のインターアクションのレベルは、英語授業の場合、とりわけ高く、児童の反応が多いことが、記述データの分布図(マトリックス)から再確認された。 2)小学校授業でのALTは、教育経験の有無により、発語、発問と児童の解答のタイミングに違いがあり、経験の浅いALTは、絵を見せていきなり反復練習に入るのに対し、小学校での教育経験のあるALTは、提示->児童の発語という児童からの主体的な発語を中心に授業を行っており、それが、授業の活性化につながっていることが確認された。 3)小学校授業において、教員の表情の緩急が授業の活性化につながっており、児童の参加態度の積極性、動機づけにも影響を与えていることが、データ、授業観察、ビデオ録画からも読み取れた。 4)長い英語のフレーズよりも、短い発問、説明がより児童の学習態度には効果的である。 5)褒める、ポジティブなフィードバックが英語授業のような言語教育場面においては、特に効果的である。 6)アーティファクトの使用は、タイミングが合う限りにおいては、授業のテンポアップにつながる。
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