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ユニバーサルデザインとしてのシンボルコミュニケーションに関する認知心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500614
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関同志社大学

研究代表者

井上 智義  同志社大学, 社会学部, 教授 (40151617)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードコミュニケーション / シンボル / 動画 / アニメーション / 認知心理学 / 高齢者 / 障害者 / 異文化理解
研究概要

本研究においては,人間にとって理解されやすい動画を用いた絵単語(animated icons)を採り入れて,コミュニケーションをより強力に支援するような活用可能性のツールとしての出版物やソフトの開発のための基礎データを収集することを目的とした。誰もが理解可能なユニバーサルデザインとしての普遍的なシンボルを追求するという観点から,高齢者や幼児などの幅広い層を対象にした心理学調査をあわせて実施した。
本研究の特徴は,視覚シンボルの理解や記憶などの人間サイドの要因を重視して,さまざまな属性をもつ人たちのコミュニケーションを支援する新たなシンボル開発を目標にしていることにある。従来このようなシンボルが使用されていた障害児教育の領域にとどまらず,異言語間のコミュニケーションや高齢者とのコミュニケーションなども視野に入れた研究を進める点も本研究の特色といえる本研究では,いわゆる障害者だけではなく,高齢者や幼児を含むより幅広い層の人たちが,絵単語を用いたコミュニケーションを可能にする方法として,動きのあるシンボルをコミュニケーション手段として用いる具体的な方法も提唱した。
また,研究成果の社会への還元のひとつとして,東京の出版社,ブレーン出版から『PICBOOK(ピックブック)』と呼ばれるアルバム式のコミュニケーション・ツールが出版された。本研究の成果としてはもう一点,医療・福祉関連の企業である五大エンボディ株式会社の協力を得て,『PICDIC(ビックディック)Ver.3』と呼ばれるコミュニケーション支援ソフトが完成された。研究の本題の動画シンボルは,まだ十分活用されているとはいえない現状であるが,さらなる研究によりその成果は,さまざまな形で必ず社会に還元されるものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] How can we use animations to help preschoolers to obtain more efficient distribution strategies?2006

    • 著者名/発表者名
      Yamana, Y., Inoue, T.
    • 雑誌名

      Japanese Psychological Research 48

      ページ: 54-63

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Memory in deaf signers and embodied cognition of sign languages.2006

    • 著者名/発表者名
      Inoue, T.
    • 雑誌名

      Japanese Psychological Research 48

      ページ: 223-232

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 手話言語における優越性2006

    • 著者名/発表者名
      井上智義
    • 雑誌名

      教育文化 15

      ページ: 53-68

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Sign language advantage (in Japanese)2006

    • 著者名/発表者名
      Inoue, T.
    • 雑誌名

      Kyouiku-Bunka 15

      ページ: 53-68

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 手話言語の認知における優越性2006

    • 著者名/発表者名
      井上智義
    • 雑誌名

      教育文化 15

      ページ: 53-68

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] PICBOOK (in 3 languages)2005

    • 著者名/発表者名
      Hayashi, F., Inoue, T.
    • 雑誌名

      Brain Publishing Co.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [図書] PICB00K(ピックブック)2005

    • 著者名/発表者名
      林文博, 井上智義
    • 総ページ数
      128
    • 出版者
      ブレーン出版
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [図書] ピックブック2005

    • 著者名/発表者名
      林 文博, 井上 智義
    • 総ページ数
      132
    • 出版者
      ブレーン出版
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 福祉の心理学2004

    • 著者名/発表者名
      井上 智義
    • 総ページ数
      136
    • 出版者
      サイエンス社
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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