研究課題/領域番号 |
16500627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 同志社大学 (2005-2006) 独立行政法人メディア教育開発センター (2004) |
研究代表者 |
杉本 裕二 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (90311167)
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研究分担者 |
近藤 喜美夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (40249925)
大澤 範高 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (30251721)
浅井 紀久夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (90290874)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 遠隔コミュニケーション / 教育交流 / 拡張現実感 / 文字認識 / マルチメディア・コンテンツ / マルチメディア教材 / 語学支援ツール / リアルタイム |
研究概要 |
国際社会に適応した人材を育成するには、語学力を身に付けると共にコミュニケーション能力が要求される。しかし、英語を母国語としない国同士での語学交流では、言語的障壁が高い。本研究では、遠隔地間コミュニケーションを円滑にするための教育支援ツールの構築を目指した。 通信ネットワークを利用した遠隔交流では、距離を克服できることから定常的国際交流に適しており、特に学生同士の交流ではそのモチベーションが格段に上がる。日本人学生はその文化的背景もあり自分の意見を表現しようとしない傾向にあり、国際交流において大きなハンディになっている。これを排除する第一歩が、議論内容の的確な把握である。外国語での交流に慣れていない学生が内容を十分理解できるように、言語的に支援する工夫が必要である。本研究では、遠隔コミュニケーションにキーワードを利用する手法を提案した。話者がキーワードを提示し、聴衆側で翻訳や画像など関連情報を提示する。これにより、話の内容が理解しやすくなると共に、議論のテーマや論点が明確になりやすいと期待される。 本手法を実現するため、拡張現実感技術を応用することにより、遠隔地間で交換する映像に含まれるキーワードを検出し、その翻訳や画像、三次元モデル、音など関連情報を提示する支援ツールを開発した。使い方として、一人の講師と複数の学生(異なる母国語を持つ)が遠隔コミュニケーションすることを考慮して、システムをサーバ・クライアント構成にした。また、システムを安定化させるための文字検出精度の向上、様々な学生に対応するための提示語句形態の多様化を図った。遠隔コミュニケーションでマルチメディア・コンテンツを効果的に扱うためのインタラクション手法について調査し、まとめた。
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