研究課題/領域番号 |
16510118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 県立広島大学 (2005) 広島県立大学 (2004) |
研究代表者 |
上野 信行 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (50336913)
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研究分担者 |
奥原 浩之 県立広島大学, 経営情報学部, 助教授 (40284161)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 数理工学 / 環境対応 / モデル化 / 生産管理 / マスカス / マスカスタマイゼーション / リサイクル / 環境負荷 / 顧客仕様の多様性 / 生産効率性 / 未達率 / 確率計画モデル / 発見的自己組織化 |
研究概要 |
1.マスカスタマイゼーション対応の生産計画(Mass Customization Production Management System ; MCPSという)を「確率計画モデル」として、定式化し、「効率的なアルゴリズム」を開発した。すなわち、「顧客仕様の多様性」(その程度を受注量の変動の大きさにて表現する)と「生産効率性」(在庫と生産のコストの合計で表現する)および「顧客への納入サービス」(納入の未達率にて表現する)を考慮して、「生産効率性」と「顧客への納入サービス」の代替性の中から実施的な解を求める方法である。 2.本年度は、まず、基本モデルとして完成しているMCPSを実用的な意味で拡張した。すなわち、 (1)従来の1品種ごとを「多品種問題」に拡張し、数値実験により有効性を確認した。 (2)マスカスタマーゼーションにおける部品の多様性・煩雑さを抑制する「部品共通化を加味した在庫配置」の探索法を開発し、数値計算にて有効性を確認した。 (3)マスカスタマイゼーションにおける製造面において、ロット拡大が重要であり、これに対応する改良された「ロットサイジングの効率的な解法」を数値計算にて有効性を確認した。 3.マスカスタマイゼーションにおける「生産と回収の統合モデル」を開発した。 すなわち、回収は、リサイクル部品として、顧客への納入量とタイミングに対して,一定のリードタイム(L)後に,一定比率(μ)で回収される.回収された部品は,一定の手直し比率(ξ)に基づいて行われる。効率的な解法を開発し、数値実験により有効性を確認した。
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