研究課題/領域番号 |
16510161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
梶山 慎一郎 大阪大学, 大学院工学研究科, 特任研究員 (20243496)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | シングルセル / 代謝産物分析 / プロファイリング / 花弁細胞 / レーザー細胞加工 / マイクロサンプリング / RT-PCR / Nanoflow LC_MS |
研究概要 |
本課題では、1細胞より細胞内容物をサンプリングし,その代謝産物を分析することを通じて、トレニア花弁の成熟過程について詳細な知見を得ることを目的として研究をおこなった。 平成16年度は、(1)植物の準備・サンプリング用試料の調製、(2)花弁細胞へのレーザー照射の検討、(3)分析条件の確立について検討をおこないレーザー加工部から細胞内容物をサンプリングする方法を確立し、得られた試料の検出に成功した。平成17年度は得られたサンプルの定量分析に向けて、新しい定量PCRについて検討を行いった。具体的にはTaqManプローブを用いたリアルタイムPCR法と同様にPCR反応溶液中にプローブを入れ、TaqDNAポリメラーゼがこれを加水分解したときにできる「リポーター分子+プローブ5'末端の1塩基」に注目し、これをターゲットとしてESI-MSで分析することにより、微量かつ多種類の標的転写産物の分析を試みることを検討した。まず、リポーター分子としてFAM(fluorescein phosphoramidite)を用い、これに1塩基を付加したものがLC ESI-MSにおいて定量的に分析されることを確認した。また、同じリポーター分子に4種(A、T、G、C)の塩基が付加したものを調製し、LC ESI-MSに供したところ完全に分離することに成功した。次に、Torenia hybridaの由来のサンプルから当該手法を用いることによりGAPDH、CHSを検出することに成功した。また、プローブの5'末端の塩基を変えることにより、この二種類の遺伝子を同一反応中で同時に分析することに成功した。
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