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病原性酵母カンジダ・アルビカンスの分子疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16510176
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 資源保全学
研究機関千葉大学

研究代表者

田中 玲子  千葉大学, 真菌医学研究センター, 助手 (60143319)

研究分担者 知花 博治  千葉大学, 真菌医学研究センター, 助教授 (30333488)
三上 襄  千葉大学, 真菌医学研究センター, 教授 (40092100)
西村 和子  千葉大学, 真菌医学研究センター, 教授 (00114314)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード病原真菌 / カンジダ・アルビカンス / 遺伝子型 / 分子疫学 / 抗真菌剤 / 病原性酵母 / 薬剤感受性 / カンジダ・アビカンス
研究概要

保存株と新規分離株を合わせた1110株について,以下の実験を行なった.
(1)従来法の遺伝子型(25S genotype : A, B, C, D, E)の決定
(2)新規遺伝子型(ALTS)の決定
(3)25S genotypeについての分離源別解析
(4)従来法による遺伝子型(A, B, C, D, E)毎の薬剤感受性試験
分離株数の多い日本,ブラジル,タイの3カ国に絞り,分離国別に25S genotypeとALTSの相互関係を調べた.25S genotypeでは,日本とブラジルが似たパターンを示し,タイとは明らかに区別された.ALTSでの比較も同様の区別がなされたが,3者を組み合わせて解析すると各国固有のパターンであることが判明した.つまり日和見真菌の代表であるカンジダ・アルビカンスには地域多型が強く示された.ALTSでは,25S genotypeよりさらに細分した結果を示し,これらの組み合わせにより株の個体識別が期待できた.分離源別解析により,タイ,ブラジルの内臓由来の菌株にgenotype B, Cが多い理由として,AIDSとの関連が示唆された.薬剤感受性試験の結果は,25S genotype毎の明らかな差は認められなかったものの,アゾールに耐性を示す株も見いだされた.文献的には,genotype B, Cに耐性株が多いと言う報告もあり,さらにAIDSとの関係を支持するものと思われた.
分子多型の指標として用いた25S genotypeとALTSは全く別の領域をコードするものでおそらく相互に関連性は無いと思われるが,このような2種類の指標を用いて行なった今回の分子多型解析の結果は、主要3カ国の比較において明らかなる差を示しており,今後これらがカンジダ・アルビカンスの多型解析に多いに役立つことが示された.

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Evaluation of a newly developed identification kit, RID Zyme CAS test, for Candida albicans2005

    • 著者名/発表者名
      Tanaka R, Ito J, Sato A, Nishimura K
    • 雑誌名

      Jpn J Med Mycol 46・2

      ページ: 125-128

    • NAID

      10015696907

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Evaluation of a newly developed identification kit, RID Zyme CAS test, for Candida albicans.2005

    • 著者名/発表者名
      Tanaka R, Ito J, Sato A, Nishimura K
    • 雑誌名

      Jpn J Med Mycol 46(2)

      ページ: 125-128

    • NAID

      10015696907

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Evaluation of a newlydeveloped indentification kit, RID Zyme CAS test, for Candida albicans.2005

    • 著者名/発表者名
      Reiko Tanaka, Junko Ito, Ayaka Sato, Kazuko Nishimura
    • 雑誌名

      日本医真菌学会雑誌 46巻2号

      ページ: 125-128

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Evaluation of a newly developed identification kit, RID Zyme CAS test, for Candida albicans2005

    • 著者名/発表者名
      Reiko Tanaka, Junko Ito, Ayaka Sato, Kazuko Nishimura
    • 雑誌名

      日本医真菌学会雑誌 46巻・2号(印刷中)

    • NAID

      10015696907

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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