研究課題/領域番号 |
16510192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
住田 育法 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (40360242)
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研究分担者 |
田所 清克 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (10298672)
山崎 圭一 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (10282948)
萩原 八郎 四国大学, 経営情報学部, 教授 (10258311)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 現代史 / 国際交流 / ブラジル / 応用経済学 / 社会学 / 都市行政 / 文化人類学 / 建築学 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 |
研究概要 |
平成15年6月の日本ラテンアメリカ学会定期大会で、同年1月の労働者党(PT)ルーラ大統領誕生という政治変動を基底に住田がコーディネーターとなって「現代ブラジルにおける政治と都市問題」について研究会を立ちあげ、翌平成16年度より2年間に亘って約15名の研究報告者が、通算10回の研究会を実施した。この成果は報告書として論集に纏めて出版した。具体的に、現代の問題を中心に歴史研究をもおこない、研究代表者住田は、ブラジルの都市空間発達の典型にリオを選び、当初ポルトガルのリスボンを都市計画のモデルとして、20世紀にはフランスの影響が強まり、その結果ファヴェーラを産んだと指摘した。研究協力者のカヴァルカンティ氏は、ブラジルの中核都市形成の歴史を都市工学の立場から解説した。 現代ブラジルにおける最大の都市問題は、ファヴェーラの存在であろう。この点について、複数の研究協力者からの情報提供があった。まず奥田が、フィールドワークに基づいてブラジリアの衛星都市の貧困住民を扱い、谷口が、現地調査を踏まえて、リオとブラジリアの特に住宅政策について分析した。近田氏は貧富の格差に対する都市行政について独自のモデルをサンパウロに応用して解説した。また、農村地域における農民らのいわゆる土地無し農民運動(MST)について、近藤エジソン氏が現地調査の成果を紹介、根川氏はサンパウロの東洋街でのエスニック行事を扱い、カイゾー・ベルトラン氏とスガハラ氏はリオの電気・上下水道・ごみ収集などの生活インフラ整備問題を取りあげた。 研究分担者の田所は、リオの貧民街住人の日常を観察し、飢餓という究極の都市問題を論じ、同じく山崎が、都市行政に一般住民が関わる「参加型予算」にアプローチした。さらに萩原は、リオやブラジリアとライバル関係にある大都市サンパウロの問題を、州と市という2つの行政単位から論じた。
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