研究課題
基盤研究(C)
多くのプエルトリコ人が居住するニューヨークにおいては、プエルトリコ女性たちが地域活動において重要な役割を果たしてきた。バイリンガル教育の要望や地域の貧困対策など、マイノリティが都市部で抱える問題の解決策を模索す否運動のなかで、プエルトリコ女性たちは指導的役割を果たしてきた。90年代以降、プエルトリコ人移住先はニューヨークからフロリダ中央部へと移動した。その結果、60年代、70年代にニューヨークのコミュニティ活動で活躍していた女性たちが退職後移住してきている例が判明した。同時に、移住地での経済的状況の相違などからプエルトリコ人コミュニティの政治的主張が変化し、コミュニティ活動やヒスパニック全体の生活改善運動に女性がかかわっている状況が生じている。.また、プエルトリコ人市長を選出し、プエルトリコ人の割合の高いコネチカットのハートフォード市では商業組合がプエルトリコ人.ラテン系コミュニティの町づくりに取り組み、その中心地区に女性たちを支援するNPOなどがコミュニティへのさまざまな福祉サービスを提供している。また、マサチュセッツ州ホリヨーク市では、急激に移民人口が増加するなか、青少年の非行問題、教育の問題に取り組んできた女性活動家がコミュニティ活動の中心を担っている。また、前年度に実施したフロリダ州オーランド地区への調査も実施した。2006年初頭にプエルトリコで生じた政府活動が一時マヒ状態になったのを受け、多くの学校教師などが数週間で何十万とオーランドへ移動した実情、そこから派生するさまざまな問題点などが把握できた。急激なプエルトリコ人増加を受け、行政、メディア、学校などが対応に追われている実態が行政側で働くプエルトリコ人女性郡長補佐官より語られ、今後の動向が注目される。
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Liberal Arts, Center for Liberal Arts Education and Research, Iwtate Prefectural University, January 2007 No.1
ページ: 43-51
110006457662
Liberal Arts, Center for Liberal Arts Education and Research (Iwate Prefectural University)
Liberal Arts, Center for Liberal Arts Education and Reseach, Iwate prefectural University,January 2007 No.1
岩手県立大学社会福祉学部紀要(岩手県立大学社会福祉学部) 第8巻第2号
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Bulletin of the Faculty of Social Welfare (Iwate Prefectural University) Vol.8, No.2
岩手県立大学社会福祉学部紀要 第8巻2号
岩手県立大学社会福祉学部紀要(岩手県立大学社会福祉学部) 第7巻第2号
ページ: 13-20
Bulletin of the Faculty of Social Welfare (Iwate Prefectural University) Vol.7, No.2
岩手県立大学社会福祉学部紀要 第7巻第2号(印刷中)
岩手県立大学社会福祉学部紀要(岩手県立大学社会福祉学部) 第7巻第1号
ページ: 1-7
Bulletin of the Faculty of Social Welfare (Iwate Prefectural University) Vol.7, No.1