研究課題/領域番号 |
16520050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | (財)東方研究会 |
研究代表者 |
茨田 通俊 (財)東方研究会, 研究員 (10260126)
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研究分担者 |
吉元 信行 大谷大学, 文学部, 名誉教授 (50103122)
田辺 和子 (財)東方研究会, 研究員 (20217102)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | パーリ語 / ジャータカ / Jataka / パンニャーサジャータカ / Pannasajataka / 貝葉写本 / 東南アジア / タイ / 国際研究者交流 / パンニヤーサジャータカ / Panasajataka / タイ:ミャンマー:ラオス:カンボジア / バーリ語 |
研究概要 |
タイ所伝Pannasajataka(五十本生話)中の物語のうち、第1話〜第39話は序列が明確であり、これらを中心に研究を進めて来た。このうち大谷大学図書館所蔵貝葉写本に含まれる25話の物語については、既にローマ字転写が終わっており、本研究では大谷貝葉には含まれない第1話〜第11話、第19話〜第21話について分担を決め、各自でローマ字転写、校訂、翻訳の作業を進めた。 対照すべき資料として、研究分担者の田辺和子が将来したタイ国立図書館所蔵A、B、C、Dの貝葉写本、バンコクのWat Pho寺院所蔵の貝葉写本等を利用した。 その結果補助金交付期間内に、約10話のローマ字転写を終えることができた。翻訳については新たに4話の訳出が完了し、第2話Sudhanakumarajatakaの校訂が田辺によってなされた。 また大谷大学等において年度ごとに3〜4回の研究会を開き、研究者間で意見・情報の交換を行った。その中で、タイ所伝Pannasajatakaのローマ字転写、校訂本作成に当たってのガイドラインをまとめ、将来の出版に向けての布石を打った。 補助金交付期間内に、国内外で調査を頻繁に実施した。海外へはタイを中心に赴き、現地の研究者から有益な情報を得ると共に、貴重資料の閲覧に成功した。国内では、大正大学図書館、金沢大学付属図書館の暁烏文庫において貝葉写本の調査を行い、横浜のアジア造形文化研究所を訪問した。 思想研究としては、ビルマ版Zimme Pannasaや北タイ版Pannasajatakaとの比較によって、伝承した地域による内容の相違を検討することで、Pannasajatakaの起源に迫ることができた。また異なる物語間の関係の把握が、今後の課題として認識された。研究成果については、日本印度学仏教学会、パーリ学仏教文化学会等で、各自が口頭発表を行い、内外の学術雑誌、論文集に関係論文を掲載した。 今後は、Pannasajatakaのうち第39話までの物語のローマ字転写を早急に完成させ、校訂と和訳を進める必要がある。さらに未着手の第40話以降のついても作業を始める予定である。
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