研究課題/領域番号 |
16520082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
後小路 雅弘 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (50359931)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | アジアのモダニズム / モダン・アート / 東南アジア / アジアのキュビズム / ベトナム近代絵画展 / アジアのキュビスム / シンガポール / マレーシア / 1960年代 / インドネシア / キュビスム / ITBバンドゥン工科大学 / リス・ムルデル / アフマド・サダリ / ハンドリオ / 啓民文化指導所 / 森 錦泉 |
研究概要 |
本研究は、東南アジアの近代美術が、とりわけ1960年〜1980年の西欧モダニズムの本格的な受容の時期に、どのようにモダニズムを受容したのかを、具体的な作品を通して、検証、考察することを目的としている。その時期は、東南アジア各国が独立を果たし、国民国家が形成されていく時期でもあり、その中で、国民文化としての美術が求められたが、他方、国際的な抽象美術運動を背景に、モダニズムの持つ視覚言語の自律性と普遍性を追求することが時代の要請でもあった。そうした相反する方向のなかで、東南アジアの美術家たちが、国際的な普遍性とローカルな固有性のはざまでどのような制作活動を行い、どのような作品をその成果として生み出していったのかを明らかにすることが主要な課題である。 具体的な研究成果は、以下の通り。 1.東南アジアの1960年〜80年に活躍した作家の作品について現地調査を行い、作品撮影をし、同時代の資料を収集した。 2.現存作家・遺族、関係者へのインタビューを行った。その主要なものは報告書に収録した。 3.「アジアのキュビスム」「ベトナム近代絵画展」ふたつの展覧会の企画構成、図録作成に関わり、調査研究を展覧会の形で、広く公開した。
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