研究課題/領域番号 |
16520108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
勝俣 隆 長崎大学, 教育学部, 教授 (70141934)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 中世小説 / お伽草子 / 室町物語 / 本文 / 挿絵 / 絵巻 / 奈良絵本 / 物語 / 御伽草子 |
研究概要 |
中世小説(お伽草子・室町物語)が、いかなる形で発生し、展開し、他のジャンルに影響を与えたかについて、伝本を調査し、諸本を校合し、考察を加えた。中でも、『七夕(天稚彦物語)』を中心に、他の作品についても検討を加えた。本研究の特色は、国の内外に所蔵される中世小説の伝本を実際に調査して、実証的に行う点にある。調査研究旅費で現地に赴き、閲覧し、直接撮影あるいは撮影を依頼し、挿絵や本文を入手することに努めた。日本では、仙台市立博物館・公文教育研究会・広島大学・慶應義塾大学・東京国立博物館・静嘉堂文庫・国立国会図書館・西尾市立図書館・海の見える杜美術館・小田原市立図書館・MOA美術館等、全国の博物館・図書館・美術館で中世小説を閲覧し、『七夕』の伝本について解題をつけて翻刻できた。海外では、台湾の国立台湾大学、アメリカのイリノイ州立大学、スウェーデンの東方博物館等の所蔵する中世小説を閲覧し、イタリアの国立中央図書館の所蔵する古典籍と併せて、調査報告書を上梓した。またコンピューターを購入し、デジタル撮影したものの画像処理を行った。名大でのシンポジウム「『十二類絵巻』とその周縁」ではパネラーとして、奈良絵本・絵巻国際会議広島大会では「お伽草子『七夕(天稚彦物語)』の諸問題」の題目で、それぞれ講演した。イタリアのローマでの第18回日本資料専門家欧州協会年次総会でも、「中世小説『七夕』の本文と挿絵について」という題目で、研究発表を行った。各講演・発表は、それぞれ論考として発表した。さらに中世小説と近縁の作品群の関係を論じた。
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