研究課題/領域番号 |
16520113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 清泉女子大学 |
研究代表者 |
佐伯 孝弘 清泉女子大学, 文学部, 教授 (40255956)
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研究分担者 |
篠原 進 青山学院大学, 文学部, 教授 (80133271)
長谷川 正江 (倉員 正江) 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (70307817)
杉本 和寛 東京芸術大学, 音楽学部, 准教授 (40282545)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,210千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 浮世草子 / 西鶴 / 江島其磧 / 八文字屋本 / 『けいせい色三味線』 / 気質物 / 大岡政談 / 菊屋七郎兵衛 / 文体 / 怪異 / 『風流日本荘子』 / 西沢一風 / 『風流曲三味線 / かたぎ / 近世の出版 / 『風流曲三味線』 / 『風流三国志』 / 遊女 / 男色 / けいせい色三味線 / 多田南嶺 / 出版禁令 / 『太神宮御利生記』 / 近世小説のジャンル性 |
研究概要 |
1、浮世草子研究会(毎月青山学院大学にて例会)では、西鶴以降の浮世草子とテキストとして取り上げ輪読を続けており、江島其磧作『風流曲三味線』の各章を読み進めた。また、前に読了した『風流三国志』につき改めて精査し直し、梗概や主要語句索引を付して、成果を一般に利用しやすい形に纏めた。 2、浮世草子研究会と西鶴研究会が協力して、西鶴と西鶴以降の浮世草子の研究をより活性化させるため、浮世草子の専門誌『西鶴と浮世草子 研究』(全5冊、年刊、笠間書院)を立ち上げた。篠原がその第1号<特集・メディア>、佐伯が第2号<特集・怪異>の編集責任者の一人となり、編集作業等に当たった。更に、杉本は第3号<特集・金銭>、倉員は第5号<特集・芸能>の責任編集に当たる予定で、準備中である。 3、西鶴を含めた浮世草子に関する文献(翻刻・影印・研究書・雑誌論文等)の目録作成作業を進めた。浮世草子研究会会員の協力を得て悉皆調査(現物確認)を行い、データの正確さを期している。前の科研費報告書(平成16年刊)では戦前までの分を掲載したのに続き、『西鶴と浮世草子 研究』1・2号の誌上に、昭和21~35年分を掲載。残りの分も追って公表する。最終的には、詳細な索引を付し単行本として刊行する予定。 4、『西鶴と浮世草子 研究』に掲載中の「最新文献ガイド」(平成15年~)には、目録の載せる全論文の要約文を付し、利用者の便宜を図った。 5、浮世草子と他ジャンル(演劇・実録・読本等)や世相との関わり、浮世草子の文体的特徴などについての考察や、西鶴・其磧に関する研究史整理などを行い、共同研究の各人がそれぞれ学術誌に論考を発表した。 6、佐伯は、江島其磧の気質物等に関する自身のこれまでの論考を、単著に纏めて刊行した。
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