研究課題/領域番号 |
16520117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
渡辺 憲司 立教大学, 文学部, 教授 (00123761)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 東アジア / 遊女 / 遊里 / 17世紀 / 吉野 / 論介 / 李香君 / よしや恩鶴 / 秦淮 / 下関 / マカオ / 鶯沢 / 江戸文学 / 遊女吉野 / ジュリ馬 |
研究概要 |
東アジア地域の17世紀前半、各地域に代表的な遊女の説話が形成された。即ち清の李香君・韓国の妓生論介・沖縄のユシャチルー・日本の吉野、の遊女の説話伝承を各論文で考察している。中国・韓国・沖縄・日本の各地域の遊里を相互的に関係づけて東アジア全体の視点から見直したものである。平成16年〜17年・国内調査:沖縄県立図書館所蔵のホーレー文庫・ジュリ馬行事並びによしや恩鶴調査・遊女関連説話の資料を島根県・徳島県・大分県・山口県・静岡県・富山県などにおいて調査。遊女吉野の関係の資料調査では、好色一代男や灰屋紹益との関係について重点的に研究調査を進め、京都大学・京都府立図書館などで調査作業行った。北前船関連調査の結果は、「港町の遊郭と遊女-下関稲荷町を中心に」にまとめた。中山道承び東海道の宿場町及び江戸の宿場町の調査を行いその一部を「江戸遊里残滓行」で発表した。宮城県鶯沢地方の江戸期における人身売買関係文書の調査を行った。 平成16年〜17年・海外調査:中国(南京)秦淮における遊女李香君関連の歴史資料調査、並びに韓国(晋州)と南山の論介(韓国の遊女)の調査を行った。祭りに参加した。さらに、ニューヨークスペンサー図書館並びに米国議会図書館所蔵の遊女資料(遊女銘々伝)の撮影と調査。データベース公開データベース公開に関しては、その成果の一部を「近世文化・文学に見る「性愛と女性」研究文献目録抄」(至文堂『国文学 解釈と鑑賞』平成17年8月)で公開した。インターネットでは立教大学のホームページ上のEラーニングで江戸川乱歩旧蔵資料の解説を載せた。本研究のもっとも基礎的な文献である「新版色道大鏡」(八木書店2006年7月)の刊行を予告するに至った。
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